■関電工による放射能汚染木材を大量に集荷し、チップにしてから、機械的に油圧プレスで脱水し、ボイラーに投入して燃焼させ、発生した高温高圧の蒸気でタービンを回すことで、発電機を駆動させて電気を起こし東電に販売するという亡国事業=バイオマス発電施設設置計画で、事業者である関電工が群馬県環境アセスメント条例の適用を受けないまま、既に2月13日以降、実質的な運転開始状態にあり、4月24日には営業運転開始に先立ち、完成披露式まで催す始末です。
当会では、群馬県環境アセス条例がなぜ適用されないのか、その根拠となる情報開示を行ったところ、群馬県が不存在だというので不思議に思っていたところ、実は平成27年3月31日付で内部通達が出されていたことが判明したので、不存在処分を取り消してほしいと前橋地裁に訴えました。すると前橋地裁の塩田裁判長は「群馬県が不存在だと言っているのだから、不存在なのだ」として、内部通達の存在を無視する判決を下したため、当会は東京高裁に控訴しました。
この控訴審はこれまで、第1回口頭弁論が2018年2月5日(月)11時に、第2回口頭弁論が2018年3月12日(月)11時に、第3回口頭弁論が2018年4月23日(月)13時15分に、いずれも東京高裁7階717号法廷で開かれました。第3回弁論で裁判長は結審したいそぶりを見せましたが、当会では最後にもう一度チャンスを頂きたいとして、1週間以内に反論を提出する旨、裁判長に約束をし、4月30日に、控訴人控訴審準備書面(1)を提出しました。そして、本日5月16日(水)午後3時30分から、第4回口頭弁論が開かれました。
↑第4回口頭弁論で控訴審が結審した東京高裁のある裁判所合同ビル。↑
この訴訟事件に関する前橋地裁一審判決から今の控訴に至る過程は次のブログをご覧ください。
○2017年11月8日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス不要根拠文書不存在訴訟で地裁が原告敗訴の問答無用判決↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2456.html
○2017年11月22日:【緊急速報】東電の毒牙から赤城と県土を守れ!・・・バイオマス発電施設から大量の白煙!関電工の暴挙!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2472.html
○2017年11月30日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…赤城山南麓に漂うバイオマス発電の白煙と控訴状不備を指摘してきた裁判所↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2482.html
〇2017年12月4日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の一審敗訴で控訴理由書等を地裁に提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2486.html
〇2017年12月19日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の控訴審が2月5日に決定!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2504.html
〇2018年1月31日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の2.5控訴審が迫り群馬県が控訴答弁書を提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2550.html
○2018年2月3日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…2月5日東京高裁で開かれた環境アセス免除根拠不存在訴訟の控訴審↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2559.html
○2018年3月14日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の第2回控訴審が3月12日東京高裁で開廷↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2591.html
〇2018年4月23日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の第3回控訴審を前に県が乙4号証を提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2619.html
○2018年4月23日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の第3回控訴審と直前に県が出した乙5号証↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2620.html
○2018年5月1日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟第4回弁論に向け当会が準備書面(1)を提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2627.html
*****東京高裁開廷表*****
717号法廷(7階)開廷表
平成30年5月16日 水曜日
●開始/終了/予定 13:10/弁論(判決言渡)
○事件番号/事件名 平成29年(ネ)第3442号/保険金請求控訴事件
○当事者 佐久間秀武/ソニー損害保険株式会社
○代理人 /
○担当 第23民事部Eロ係
裁判長 垣内正
裁判官 高宮健二
裁判官 廣澤諭
書記官 小山内文子
●開始/終了/予定 13:10/弁論(判決言渡)
○事件番号/事件名 平成29年(ネ)第5121号/不当利得返還請求控訴事件
○当事者 農事組合法人彩果園/株式会社東武クリーン
○代理人 /
○担当 第23民事部Bロ係
裁判長 垣内正
裁判官 高宮健二
裁判官 小川理津子
書記官 小山内文子
●開始/終了/予定 13:10/弁論(判決言渡)
○事件番号/事件名 平成29年(ネ)第5384号/詐害行為取消等請求控訴事件
○当事者 アストライ債権回収株式会社/伴野佳司
○代理人 /
○担当 第23民事部Cニ係
裁判長 垣内正
裁判官 内堀宏達
裁判官 小川理津子
書記官 小山内文子、佐藤大司
●開始/終了/予定 14:00/第1回弁論
○事件番号/事件名 平成30年(ネ)第1266号/不当利得返還.請負工事代金等反訴請求控訴事件
○当事者 株式会社江章/有限会社市毛住建
○代理人 /
○担当 第23民事部Eハ係
裁判長 垣内正
裁判官 高宮健二
裁判官 廣澤諭
書記官 小山内文子
●開始/終了/予定 15:30/弁論
○事件番号/事件名 平成29年(行コ)第368号/公文書不存在決定処分取消請求事件
○当事者 市民オンブズマン群馬/群馬県
○代理人 /
○担当 第23民事部Cイ係
裁判長 垣内正
裁判官 内堀宏達
裁判官 小川理津子
書記官 小山内文子
**********
東京高裁には午後3時ごろ到着しました。エレベーターで7階に上がると、ちょうど群馬県職員と訴訟代理人弁護士が前を歩いているのに出くわせました。一緒に待合室に入ると、既に地元住民団体の会長が来ておられました。会長はいつも傍聴に来ておられます。
開廷表を書き写し終わって、傍聴席入り口の覗き窓を開けると明かりが点いており、扉のノブを回すと開いていたので中に入りました。出席確認簿に氏名を書いて、法廷内の控訴人席につきました。被控訴人らはしばらくしてから入室してきました。遅れて県職員がもう一人やってきて、裁判資料を綴った分厚いファイルを机の上に置きました。
定刻の3時30分きっかりに、垣内裁判長が陪席裁判官を連れて、入廷しました。一同規律をしてお辞儀をし、着席しました。そして書記官が事件番号と事件名、控訴人と被控訴人の名を告げると第4回口頭弁論が始まりました。
裁判長は4月30日付で控訴人が提出した準備書面(1)について陳述するか控訴人に向かって尋ねたので、控訴人である当会は「はい、陳述します」と答えました。そして証拠書類は今回は付けていないね、と裁判長が確認してきたので、当会は「はい、ありません」と答えました。
裁判長は「では、これにて結審をします」と言い、続いておもむろに「そうすれば、判決の日取りですが、6月20日、水曜日、13時10分にこの法廷で行います」と宣言し、本件控訴審がこれで結審しました。
当会は「長い間、ありがとうございました」と、4回もの弁論の機会を作ってくれた裁判長らに向かってお礼を言いました。
■こうして、一審の前橋地裁では裁判長が完璧に群馬県側の立場で「(県側が)ないというのだから、(アセスメント不要の根拠情報は)ないのだ」として、強引に当会の請求を退けましたが、二審の東京高裁では、異例の4回もの口頭弁論を開いていただきました。
この結果、控訴審での高裁の判断はどのようなものになるのか、6月20日(水)午後1時半に言い渡される判決の内容に大変興味が湧きます。
万が一、予期せぬ内容の判決がくだされた場合には、相応の対応をとるべく検討したいと思います。
↑帰路に就く県側関係者3名。交通費、日当、弁護士報酬などすべて税金が使われている。↑
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※関連情報「関電工HPのニュースリリース記事」(←赤字は当会注)
**********関電工2018.04.25
前橋バイオマス発電所が運転開始 ~当社初のバイオマス発電所が稼働~
株式会社関電工(本社:東京都港区、取締役社長 森戸 義美)および株式会社トーセン(本社:栃木県矢板市)が出資する前橋バイオマス発電株式会社(群馬県前橋市、代表取締役 野本 健司)が群馬県前橋市に建設していた前橋バイオマス発電所がこのほど完成し営業運転を開始いたしました。←群馬県が忖度して環境アセスメントを免除してしまい、条例に定める排ガス量を遥かにオーバーしているのに平然!
営業運転開始に伴い4月24日に同発電所敷地内において、須藤雅紀群馬県環境森林部長、山本龍前橋市長をはじめご来賓ならびに工事関係者をお招きし、完成披露式を執り行いました。←のこのこ参加した群馬県の部長と前橋市長の節操のなさには呆れ果てる!
同発電所は燃焼効率の高いボイラーで燃料チップを燃焼することによって得た熱で蒸気を発生させ、その蒸気によってタービン発電機を駆動して発電します。
また、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、群馬県の森林組合等を通じて調達した未利用間伐材等を燃料として発電を行うもので、一般家庭約8,700世帯分の年間消費電力量に相当する4,300万kWh/年を20年にわたり発電する予定です。←未利用間伐材等の木質チップとあるだけで、具体的な種類別の割合やそれぞれの含水率、放射線量は公表せずいったい何がどう燃やされるのか皆目不明!
当社は、太陽光、風力、小水力に続く再生可能エネルギー発電事業として木質バイオマス発電事業に取り組み、これまで使用用途がなく森林内に放置されていた未利用資源等を本発電所で活用させていただき群馬県の林業振興と雇用の創出など、地域活性化の一助となることを目指すとともに、地域資源循環型の再生可能エネルギー発電に取り組み、地球温暖化の防止に貢献してまいります。←価格を水増ししたプレス脱水機などの調達契約書をデッチあげて多額の補助金をだまし取った疑惑について説明がない!
<参 考>
前橋バイオマス発電所概要
所在地:群馬県前橋市苗ケ島町2550-2 ←もともと電中研の土地なのになぜ払下げを受けられたの?親会社のおかげ?
最大出力:6,750kW ←本当にこれだけ?燃やすものの性状と種類と量が一定しないのに?
年間発電量:約4,300万kW(一般家庭 約8,700世帯分)←売電先が自分の親会社でいいのか?
営業運転開始:平成30年3月4日 ←環境アセスなしでなぜ運転できる?
燃料使用量:間伐材及び製材端材 約8万t/年 ←それぞれの割合(重量ベース)と含水率および放射線量は?
**********関電工2016.08.19
「前橋バイオマス発電所 安全祈願祭」を開催
当社は、このたび太陽光、風力、小水力に続く再生可能エネルギー発電事業として木質バイオマス発電事業に取り組むこととし、8月10日、前橋バイオマス発電所建設の安全祈願祭を執り行いました。
同発電所は、当社および株式会社トーセン(本社:栃木県矢板市、代表取締役社長 東泉清壽)が出資する前橋バイオマス発電株式会社(群馬県前橋市古市町215-6、代表取締役 野本健司)が建設するもので、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、群馬県の森林組合等を通じて調達した未利用間伐材等を燃料として発電を行います。
建設地は群馬県前橋市苗ケ島町、敷地面積は約4haで、高い燃焼効率のあるボイラーとタービン発電機、冷却塔などを建設します。発電出力は6,750kWで、平成29年6月に運転を開始する予定です。
神事では、群馬県および前橋市をはじめとする来賓の方々および関係者が出席し、工事の安全を祈願しました。
神事の後、事業主を代表して当社社長は、「当社は、これまで数多くの太陽光や風力発電の設計・施工に携わっているほか、平成24年度より再生可能エネルギーによる発電事業を展開している。今回のバイオマス発電事業は県の森林関係者の皆様のご支援、ご協力を賜りながら、林業振興方策の一環としてお役に立ちたい。」と決意を述べました。←赤城山麓を汚して地元住民や県民感情を踏みにじっておきながら?
また、来賓の井田 群馬県環境森林部長からは、「経済情勢等の要因から効率的な利用ができなかった群馬県内の未利用材を再生可能なエネルギー源として利用する本発電所を大いに期待している」とのお言葉を頂戴しました。←緑の県民税をピンはねしておきながら、さらに補助金を投入するのはどう思っているのか?
当社は、これまで使用用途がなく森林内に放置されていた未利用資源等を本発電所で活用させていただき群馬県の林業振興の一助となることを目指すとともに、地域資源循環型の再生可能エネルギー発電に取り組み、地球温暖化の防止に貢献してまいります。←親会社が起こした原発事故由来の放射能汚染の防止に貢献するのか?
【前橋バイオマス発電所の建設計画概要】
発電出力:6,750kW
(一般家庭 約7,700世帯分)
建設場所:群馬県前橋市苗ケ島町2550-2
稼働開始:平成29年6月(予定)
燃料収集:間伐材及び製材端材 約8万t/年
**********
当会では、群馬県環境アセス条例がなぜ適用されないのか、その根拠となる情報開示を行ったところ、群馬県が不存在だというので不思議に思っていたところ、実は平成27年3月31日付で内部通達が出されていたことが判明したので、不存在処分を取り消してほしいと前橋地裁に訴えました。すると前橋地裁の塩田裁判長は「群馬県が不存在だと言っているのだから、不存在なのだ」として、内部通達の存在を無視する判決を下したため、当会は東京高裁に控訴しました。
この控訴審はこれまで、第1回口頭弁論が2018年2月5日(月)11時に、第2回口頭弁論が2018年3月12日(月)11時に、第3回口頭弁論が2018年4月23日(月)13時15分に、いずれも東京高裁7階717号法廷で開かれました。第3回弁論で裁判長は結審したいそぶりを見せましたが、当会では最後にもう一度チャンスを頂きたいとして、1週間以内に反論を提出する旨、裁判長に約束をし、4月30日に、控訴人控訴審準備書面(1)を提出しました。そして、本日5月16日(水)午後3時30分から、第4回口頭弁論が開かれました。
↑第4回口頭弁論で控訴審が結審した東京高裁のある裁判所合同ビル。↑
この訴訟事件に関する前橋地裁一審判決から今の控訴に至る過程は次のブログをご覧ください。
○2017年11月8日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス不要根拠文書不存在訴訟で地裁が原告敗訴の問答無用判決↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2456.html
○2017年11月22日:【緊急速報】東電の毒牙から赤城と県土を守れ!・・・バイオマス発電施設から大量の白煙!関電工の暴挙!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2472.html
○2017年11月30日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…赤城山南麓に漂うバイオマス発電の白煙と控訴状不備を指摘してきた裁判所↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2482.html
〇2017年12月4日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の一審敗訴で控訴理由書等を地裁に提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2486.html
〇2017年12月19日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の控訴審が2月5日に決定!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2504.html
〇2018年1月31日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の2.5控訴審が迫り群馬県が控訴答弁書を提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2550.html
○2018年2月3日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…2月5日東京高裁で開かれた環境アセス免除根拠不存在訴訟の控訴審↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2559.html
○2018年3月14日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の第2回控訴審が3月12日東京高裁で開廷↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2591.html
〇2018年4月23日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の第3回控訴審を前に県が乙4号証を提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2619.html
○2018年4月23日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟の第3回控訴審と直前に県が出した乙5号証↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2620.html
○2018年5月1日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…環境アセス免除根拠不存在訴訟第4回弁論に向け当会が準備書面(1)を提出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2627.html
*****東京高裁開廷表*****
717号法廷(7階)開廷表
平成30年5月16日 水曜日
●開始/終了/予定 13:10/弁論(判決言渡)
○事件番号/事件名 平成29年(ネ)第3442号/保険金請求控訴事件
○当事者 佐久間秀武/ソニー損害保険株式会社
○代理人 /
○担当 第23民事部Eロ係
裁判長 垣内正
裁判官 高宮健二
裁判官 廣澤諭
書記官 小山内文子
●開始/終了/予定 13:10/弁論(判決言渡)
○事件番号/事件名 平成29年(ネ)第5121号/不当利得返還請求控訴事件
○当事者 農事組合法人彩果園/株式会社東武クリーン
○代理人 /
○担当 第23民事部Bロ係
裁判長 垣内正
裁判官 高宮健二
裁判官 小川理津子
書記官 小山内文子
●開始/終了/予定 13:10/弁論(判決言渡)
○事件番号/事件名 平成29年(ネ)第5384号/詐害行為取消等請求控訴事件
○当事者 アストライ債権回収株式会社/伴野佳司
○代理人 /
○担当 第23民事部Cニ係
裁判長 垣内正
裁判官 内堀宏達
裁判官 小川理津子
書記官 小山内文子、佐藤大司
●開始/終了/予定 14:00/第1回弁論
○事件番号/事件名 平成30年(ネ)第1266号/不当利得返還.請負工事代金等反訴請求控訴事件
○当事者 株式会社江章/有限会社市毛住建
○代理人 /
○担当 第23民事部Eハ係
裁判長 垣内正
裁判官 高宮健二
裁判官 廣澤諭
書記官 小山内文子
●開始/終了/予定 15:30/弁論
○事件番号/事件名 平成29年(行コ)第368号/公文書不存在決定処分取消請求事件
○当事者 市民オンブズマン群馬/群馬県
○代理人 /
○担当 第23民事部Cイ係
裁判長 垣内正
裁判官 内堀宏達
裁判官 小川理津子
書記官 小山内文子
**********
東京高裁には午後3時ごろ到着しました。エレベーターで7階に上がると、ちょうど群馬県職員と訴訟代理人弁護士が前を歩いているのに出くわせました。一緒に待合室に入ると、既に地元住民団体の会長が来ておられました。会長はいつも傍聴に来ておられます。
開廷表を書き写し終わって、傍聴席入り口の覗き窓を開けると明かりが点いており、扉のノブを回すと開いていたので中に入りました。出席確認簿に氏名を書いて、法廷内の控訴人席につきました。被控訴人らはしばらくしてから入室してきました。遅れて県職員がもう一人やってきて、裁判資料を綴った分厚いファイルを机の上に置きました。
定刻の3時30分きっかりに、垣内裁判長が陪席裁判官を連れて、入廷しました。一同規律をしてお辞儀をし、着席しました。そして書記官が事件番号と事件名、控訴人と被控訴人の名を告げると第4回口頭弁論が始まりました。
裁判長は4月30日付で控訴人が提出した準備書面(1)について陳述するか控訴人に向かって尋ねたので、控訴人である当会は「はい、陳述します」と答えました。そして証拠書類は今回は付けていないね、と裁判長が確認してきたので、当会は「はい、ありません」と答えました。
裁判長は「では、これにて結審をします」と言い、続いておもむろに「そうすれば、判決の日取りですが、6月20日、水曜日、13時10分にこの法廷で行います」と宣言し、本件控訴審がこれで結審しました。
当会は「長い間、ありがとうございました」と、4回もの弁論の機会を作ってくれた裁判長らに向かってお礼を言いました。
■こうして、一審の前橋地裁では裁判長が完璧に群馬県側の立場で「(県側が)ないというのだから、(アセスメント不要の根拠情報は)ないのだ」として、強引に当会の請求を退けましたが、二審の東京高裁では、異例の4回もの口頭弁論を開いていただきました。
この結果、控訴審での高裁の判断はどのようなものになるのか、6月20日(水)午後1時半に言い渡される判決の内容に大変興味が湧きます。
万が一、予期せぬ内容の判決がくだされた場合には、相応の対応をとるべく検討したいと思います。
↑帰路に就く県側関係者3名。交通費、日当、弁護士報酬などすべて税金が使われている。↑
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※関連情報「関電工HPのニュースリリース記事」(←赤字は当会注)
**********関電工2018.04.25
前橋バイオマス発電所が運転開始 ~当社初のバイオマス発電所が稼働~
株式会社関電工(本社:東京都港区、取締役社長 森戸 義美)および株式会社トーセン(本社:栃木県矢板市)が出資する前橋バイオマス発電株式会社(群馬県前橋市、代表取締役 野本 健司)が群馬県前橋市に建設していた前橋バイオマス発電所がこのほど完成し営業運転を開始いたしました。←群馬県が忖度して環境アセスメントを免除してしまい、条例に定める排ガス量を遥かにオーバーしているのに平然!
営業運転開始に伴い4月24日に同発電所敷地内において、須藤雅紀群馬県環境森林部長、山本龍前橋市長をはじめご来賓ならびに工事関係者をお招きし、完成披露式を執り行いました。←のこのこ参加した群馬県の部長と前橋市長の節操のなさには呆れ果てる!
同発電所は燃焼効率の高いボイラーで燃料チップを燃焼することによって得た熱で蒸気を発生させ、その蒸気によってタービン発電機を駆動して発電します。
また、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、群馬県の森林組合等を通じて調達した未利用間伐材等を燃料として発電を行うもので、一般家庭約8,700世帯分の年間消費電力量に相当する4,300万kWh/年を20年にわたり発電する予定です。←未利用間伐材等の木質チップとあるだけで、具体的な種類別の割合やそれぞれの含水率、放射線量は公表せずいったい何がどう燃やされるのか皆目不明!
当社は、太陽光、風力、小水力に続く再生可能エネルギー発電事業として木質バイオマス発電事業に取り組み、これまで使用用途がなく森林内に放置されていた未利用資源等を本発電所で活用させていただき群馬県の林業振興と雇用の創出など、地域活性化の一助となることを目指すとともに、地域資源循環型の再生可能エネルギー発電に取り組み、地球温暖化の防止に貢献してまいります。←価格を水増ししたプレス脱水機などの調達契約書をデッチあげて多額の補助金をだまし取った疑惑について説明がない!
<参 考>
前橋バイオマス発電所概要
所在地:群馬県前橋市苗ケ島町2550-2 ←もともと電中研の土地なのになぜ払下げを受けられたの?親会社のおかげ?
最大出力:6,750kW ←本当にこれだけ?燃やすものの性状と種類と量が一定しないのに?
年間発電量:約4,300万kW(一般家庭 約8,700世帯分)←売電先が自分の親会社でいいのか?
営業運転開始:平成30年3月4日 ←環境アセスなしでなぜ運転できる?
燃料使用量:間伐材及び製材端材 約8万t/年 ←それぞれの割合(重量ベース)と含水率および放射線量は?
**********関電工2016.08.19
「前橋バイオマス発電所 安全祈願祭」を開催
当社は、このたび太陽光、風力、小水力に続く再生可能エネルギー発電事業として木質バイオマス発電事業に取り組むこととし、8月10日、前橋バイオマス発電所建設の安全祈願祭を執り行いました。
同発電所は、当社および株式会社トーセン(本社:栃木県矢板市、代表取締役社長 東泉清壽)が出資する前橋バイオマス発電株式会社(群馬県前橋市古市町215-6、代表取締役 野本健司)が建設するもので、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、群馬県の森林組合等を通じて調達した未利用間伐材等を燃料として発電を行います。
建設地は群馬県前橋市苗ケ島町、敷地面積は約4haで、高い燃焼効率のあるボイラーとタービン発電機、冷却塔などを建設します。発電出力は6,750kWで、平成29年6月に運転を開始する予定です。
神事では、群馬県および前橋市をはじめとする来賓の方々および関係者が出席し、工事の安全を祈願しました。
神事の後、事業主を代表して当社社長は、「当社は、これまで数多くの太陽光や風力発電の設計・施工に携わっているほか、平成24年度より再生可能エネルギーによる発電事業を展開している。今回のバイオマス発電事業は県の森林関係者の皆様のご支援、ご協力を賜りながら、林業振興方策の一環としてお役に立ちたい。」と決意を述べました。←赤城山麓を汚して地元住民や県民感情を踏みにじっておきながら?
また、来賓の井田 群馬県環境森林部長からは、「経済情勢等の要因から効率的な利用ができなかった群馬県内の未利用材を再生可能なエネルギー源として利用する本発電所を大いに期待している」とのお言葉を頂戴しました。←緑の県民税をピンはねしておきながら、さらに補助金を投入するのはどう思っているのか?
当社は、これまで使用用途がなく森林内に放置されていた未利用資源等を本発電所で活用させていただき群馬県の林業振興の一助となることを目指すとともに、地域資源循環型の再生可能エネルギー発電に取り組み、地球温暖化の防止に貢献してまいります。←親会社が起こした原発事故由来の放射能汚染の防止に貢献するのか?
【前橋バイオマス発電所の建設計画概要】
発電出力:6,750kW
(一般家庭 約7,700世帯分)
建設場所:群馬県前橋市苗ケ島町2550-2
稼働開始:平成29年6月(予定)
燃料収集:間伐材及び製材端材 約8万t/年
**********