夕べは薄曇の空で月あり
薄雲の上で霞んでいた
今夜は雲厚く月見えず
暮れは荒れる雲風あって
満月近くも月隠れて見えずか
正月は満月
雲晴れてくれるか
青い冬の月の光りで
人の世の穢れが(けがれが)消えていったらどんなにいいのだろう
そうはいかない
永遠に悟ることのない
悩み多き日々の
風の中で
ささやかに
微笑む
66婆もそんな一人か
じっと一人この正月は風をさけて
うちの中の暖かい部屋のまわる椅子に座って
くるくると
身体回しながら
りんごを食べる
これからの2010年を思うか
この1年のみ
安穏でありますようにと祈るか
癌になった友の全快を祈って
かわりない一年の始まりを迎えるか
今夜は「日本人が愛した歌」を聞いている
とても平和な66婆の冬夜
月日が体感になく
40年前も50年前も
30年前も
その年月の実感がない
時の不思議さを
体感して
瞑想に近い涙が流れる
やっぱり
石川さゆりの
天城越えは恍惚の歌かな~
今夜も汽笛が一人ぼっちで泣いている
この歌も
人生遠い昔の恍惚の歌かな~
夫が死してもう何年経つ?
夫が生きていた頃の
なつかしい歌
久しぶりに聞いている
薄雲の上で霞んでいた
今夜は雲厚く月見えず
暮れは荒れる雲風あって
満月近くも月隠れて見えずか
正月は満月
雲晴れてくれるか
青い冬の月の光りで
人の世の穢れが(けがれが)消えていったらどんなにいいのだろう
そうはいかない
永遠に悟ることのない
悩み多き日々の
風の中で
ささやかに
微笑む
66婆もそんな一人か
じっと一人この正月は風をさけて
うちの中の暖かい部屋のまわる椅子に座って
くるくると
身体回しながら
りんごを食べる
これからの2010年を思うか
この1年のみ
安穏でありますようにと祈るか
癌になった友の全快を祈って
かわりない一年の始まりを迎えるか
今夜は「日本人が愛した歌」を聞いている
とても平和な66婆の冬夜
月日が体感になく
40年前も50年前も
30年前も
その年月の実感がない
時の不思議さを
体感して
瞑想に近い涙が流れる
やっぱり
石川さゆりの
天城越えは恍惚の歌かな~
今夜も汽笛が一人ぼっちで泣いている
この歌も
人生遠い昔の恍惚の歌かな~
夫が死してもう何年経つ?
夫が生きていた頃の
なつかしい歌
久しぶりに聞いている