花粉症商戦、早くも熱気 化粧品や眼鏡、アロマも
2019年3月1日 (金)配信共同通信社
花粉症のシーズンが到来し、対策品の商戦が早くも熱気を帯びている。化粧品や薬だけでなく、眼鏡や衣料品など多種多様な商品がそろう。花粉症に悩む消費者の関心は高く、企業は売り込みに躍起だ。
コーセーは花粉から肌を守る美容クリーム「スキンプロテクト BB」を1月に発売した。肌に塗るとクリームが2層の膜になって密着し、花粉やちりが直接肌に付くのを防ぐ。保湿や紫外線カットの効果もあり、敏感肌のケアに役立つ。
ロート製薬は点鼻薬「ロート アルガード クリアノーズ」を発売した。大衆医薬品として初めてステロイド成分「フルニソリド」を配合し、花粉症の症状の鼻水や鼻づまりに早く効き、効果も長続きする。朝と夕方に鼻の穴に噴霧して使う。
眼鏡ブランド「Zoff(ゾフ)」を展開するインターメスティック(東京)は花粉対策眼鏡「ゾフ・プロテクト」を用意した。花粉が目に入るのを防ぐ透明なフードが付いており、取り外して普通の眼鏡としても使える。
三陽商会は花粉が付いても落ちやすい生地を使った「花粉プロテクトコート」を展開。担当者は「急に暖かくなり、出足も好調だ」と話す。
大丸東京店(東京都千代田区)は花粉症関連グッズのコーナーを各階に設置。ハーブティーや、マスクにスプレーするとローズなどの香りが楽しめるアロマオイルなどが売れている。