
鉢がぐらついていたので底を見ると、いつの間にか太い根がはみ出していた。
そこで急遽鉢から抜くことに。
このはみ出した根は抜くことができないので、抜く前に折って取りました。

これが抜いて土を落としたところです。
この画像ではわかりにくいと思うが、真ん中にある太い根が枯れています。
これを「根腐れ」と勘違いする人もいるらしいが、これは根腐れではなく「生理現象」です。
というのも、軟葉系のハオルシアの根は、ほぼ2年か3年でこのように枯れてしまい、新しい根と入れ替わるのです。
その証拠に、上の方には新しい根が2本伸び始めています。
ちなみに、私が普通なら植え替えなどしてはいけないというこの寒い時期に植え替えをするのは、この寒い時期でも新しい根を伸ばすことを知っているからです。
そして、これが根腐れでないことも知っているのです。

短い根は抜く前に折った根で、長い根は枯れた根を整理中に取れた根です。
この2本の根が獲れたので、久しぶりに「根挿し」をしてみました。

これが挿した後です。
どんな根でも根挿しができるわけではなく、新しくても古くてもダメ。
根が出て1年くらい経ったものが良いようです。
後、個体によってかなり結果に違いも出るので、安易に根挿しはしないように。
この個体は成功率が高い方で、何鉢か里子に出しています。
その逆で、「成功率0」の個体もあります。
葉挿しもできるが、簡単ではありません。
下手にやると「元も主なくなる」という結果が待っているので。