てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

電子申請の落とし穴

2006-09-01 17:53:21 | ビジネスと社会
 先月で期限の切れたのを機に、パスポートの電子申請をしようと考えていた矢先のこと、ブログご近所さん<エンピロのネタ箱>で、外務省は年内にパスポート電子申請を停止する方針であることを知った。
 さらに追い討ちをかけるように、本日付山陽新聞では『岡山県はパスポートの電子申請の取り扱いを9月末で終了すると発表した』と報道された。

 旅券電子申請システムは、岡山、香川県など全国12県で利用されているが、2005年度にはあわせて103件の申請しかなかったのに、維持費に8億円以上かかっている。このため、財務省の予算執行調査で早急に廃止を検討すべきとされていたそうだ。

 かつて、小欄「電子納税の立遅れ」、「電子納税に税制優遇」で触れたが、パスポートの電子申請も、電子納税と共通の問題点を抱えている。
 申請に際して、住民基本台帳カードなど電子証明書とICカードリーダー(専用の読み取り装置)、各種ソフトをパソコンにインストールする必要があり、大きなネックとなっている。
 
 インターネットを使って居ながらに出来る電子申請は、不精な私にはうってつけのシステムと考えていた。が、電子納税と同様に意外な落とし穴がある。面倒でも従来通り出向くのが一番だと悟った。

 先駆けて2004年4月に「住基ネットのカード(有効期限は2014年)で何が出来て何が出来ないのか、これから活用してみよう」と豪語した彼、パスポートの書き換えで少しは役に立ったのか、ぜひとも聞いてみたい。

コメント (4)
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