うろ覚えだが松本清張の作品で「人生80年として40までは足し算、過ぎれば引き算」というセリフがあった。とにかく一日が過ぎるのが早い。とりわけ人生を折り返してからは、時計の針は加速度的で、時間は容赦なく飛ぶように過ぎ去る感じだ。
人が感じる時間の長さは、年齢が増すほど短くなることを、それを唱えたフランス人心理学者の名前から「ジャネの法則」と言うらしい。
この論によると、『10歳の子どもにとって1年は10分の1だが、40歳の大人にとって1年は40分の1』と言うわけ。心理学ではほかにも、主観的時間の長さは年齢の3乗に反比例するとの考えもあるようだ。
私は3年前まで30年近く「3年連用ダイアリー」を愛用して来た。これだと「去年の今日は…だった」と一目瞭然に、時系列で確認できて重宝だった。反面、そのたびに時間の経過をまざまざと見せつけられる気がして、とうとう元のダイアリーに戻して現在に至っている。
一日が24時間ではとても足りないと感じるこの頃だが、裏返せばそれだけ充実した日々を送っているということか。
凡人には貝原益軒のような「一日を以って十日とする」ほどのすさまじい生き方には近づき難いが、ささやかでも自分なりに日々を精一杯生きたいと願っている。
人が感じる時間の長さは、年齢が増すほど短くなることを、それを唱えたフランス人心理学者の名前から「ジャネの法則」と言うらしい。
この論によると、『10歳の子どもにとって1年は10分の1だが、40歳の大人にとって1年は40分の1』と言うわけ。心理学ではほかにも、主観的時間の長さは年齢の3乗に反比例するとの考えもあるようだ。
私は3年前まで30年近く「3年連用ダイアリー」を愛用して来た。これだと「去年の今日は…だった」と一目瞭然に、時系列で確認できて重宝だった。反面、そのたびに時間の経過をまざまざと見せつけられる気がして、とうとう元のダイアリーに戻して現在に至っている。
一日が24時間ではとても足りないと感じるこの頃だが、裏返せばそれだけ充実した日々を送っているということか。
凡人には貝原益軒のような「一日を以って十日とする」ほどのすさまじい生き方には近づき難いが、ささやかでも自分なりに日々を精一杯生きたいと願っている。