<読んだ本 2023年3月と4月>
早世の天才脚本家、野沢尚作のドラマ「眠れぬ森」が4月に地上波で再放送された。
ドラマは1998年に放映されたが、その後世田谷で発生した未解決の大事件に酷似しているとして騒がれ、再放送が永らく禁じられていたものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/93/74ba305e05effa495d2c4b36a4e3671f.jpg)
年初にBSで再放送された「青い鳥」といい、わたしの好きな作家“野沢尚”が、いまこの時代に見直されてきているような気がしてちょっと嬉しい。
辛いもの好きの酒呑みだが、一時期“茶道”を齧っていたので、餅とか団子など和菓子の類は機会があれば抵抗なく頂く。抹茶とか番茶の助けを借りてだが。
他の甘いものはといえば、旅先で、チーズケーキくらい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/47/abf53a24efbc8f40fb215acc2b573068.jpg)
首を長くして待っていた、小樽から届いたルタオの「ドゥーブルフロマージュ」。ま、ブログ訪問者数100万人超えの祝いも兼ねてということで、さ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/13/bb99b71db59603d096f79ed5800bf6d5.jpg)
昼に届いてからすぐに冷蔵庫に入れて、いまで6時間半くらい経過している。お薦めの冷蔵庫での解凍時間が5~8時間だから、そろそろいい頃合いだ。前に、待ち切れずに大失敗していた。
ベイクドチーズケーキと、ふんわりとしたレアチーズケーキが二層。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/76/92c0043676c32825ee9e73503c6dbee3.jpg)
うっとりと眺めていてもしょうがない。フォークでひと口食べて、思わず顔がほころぶ。
口の中で、ふんわりと抑えた甘みを凝縮した美味しさが瞬時に溶けだし広がって、ただただ圧倒される。口溶けのなめらかさも、ホント天下一品だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/e6/6bc162dc2fb0b83fa70e180e8bf1fee9.jpg)
「えっ、こんなに美味しかったっけ!?」
解凍大成功で、小樽で何度も食べた味と寸分変わらない。数あるチーズケーキのなかで、断トツ一番美味しいというのも頷ける。
ただ、わたしの中では一番は別にある。ルタオは二番、赤坂しろたえが三番だ。
しかし、あまりにも解凍成功のルタオが美味しかったので自信は揺らぐが、自分の舌を信じて近い内に“一番のチーズケーキ”を記事にしたいと思っている。
さて、3月と4月に読んだ本ですが、近頃すっかり安定してしまった2カ月で7冊、累積で14冊。
1. ○奪還 下 リー・チャイルド 講談社文庫
2. ○吉原手引草 松井今朝子 幻冬舎文庫
3.○おひとりからのひみつの京都 柏井壽 SB新書
4.○西郷隆盛 池波正太郎 角川文庫
5.○囚われのスナイパー 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
6.○囚われのスナイパー 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
7.○炎上フェニックス IWGP XVⅡ 石田衣良 文芸春秋
残念無念だが二重丸が付くほど面白いものはなかった。
「炎上フェニックス」は池袋ウエストゲートパークシリーズ。
いつも通り面白いが、グッとくる文章には出逢わなかった。けど、眼にとまった文章があった。
『はたらけどはたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざりぢっと手を見る
(略)まあ、あんな歌を詠んだ啄木も実際にはそこそこ豊かで、収入を遊びにつかいまくっていたというから、
豊かさも困窮度もひと筋縄ではいかないのは確かだ。だが、ひとつだけいえるのはコロナ以降普通の人たちの暮らしが氷の海に、
だんだんと沈んでいってるってこと。
毎日ティッシュペーパー一枚ずつくらいの厚さでな。』
「巣鴨トリプルワーカー」の章より
夭折の天才と称される「啄木」だが浪費家で、無断欠勤の多いサボり屋でもあったらしい。
『一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと』
24歳のときつくったというこの“呪詛”めいた短歌に、いったいどういう背景があったのかわからないが、恐ろしくユニークな歌人、というかちょっと怖い感じ。
→「赤坂しろたえのレアチーズケーキ」の記事はこちら
→「読んだ本 2023年1月と2月」の記事はこちら
早世の天才脚本家、野沢尚作のドラマ「眠れぬ森」が4月に地上波で再放送された。
ドラマは1998年に放映されたが、その後世田谷で発生した未解決の大事件に酷似しているとして騒がれ、再放送が永らく禁じられていたものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/93/74ba305e05effa495d2c4b36a4e3671f.jpg)
年初にBSで再放送された「青い鳥」といい、わたしの好きな作家“野沢尚”が、いまこの時代に見直されてきているような気がしてちょっと嬉しい。
辛いもの好きの酒呑みだが、一時期“茶道”を齧っていたので、餅とか団子など和菓子の類は機会があれば抵抗なく頂く。抹茶とか番茶の助けを借りてだが。
他の甘いものはといえば、旅先で、チーズケーキくらい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/47/abf53a24efbc8f40fb215acc2b573068.jpg)
首を長くして待っていた、小樽から届いたルタオの「ドゥーブルフロマージュ」。ま、ブログ訪問者数100万人超えの祝いも兼ねてということで、さ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/13/bb99b71db59603d096f79ed5800bf6d5.jpg)
昼に届いてからすぐに冷蔵庫に入れて、いまで6時間半くらい経過している。お薦めの冷蔵庫での解凍時間が5~8時間だから、そろそろいい頃合いだ。前に、待ち切れずに大失敗していた。
ベイクドチーズケーキと、ふんわりとしたレアチーズケーキが二層。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/76/92c0043676c32825ee9e73503c6dbee3.jpg)
うっとりと眺めていてもしょうがない。フォークでひと口食べて、思わず顔がほころぶ。
口の中で、ふんわりと抑えた甘みを凝縮した美味しさが瞬時に溶けだし広がって、ただただ圧倒される。口溶けのなめらかさも、ホント天下一品だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/e6/6bc162dc2fb0b83fa70e180e8bf1fee9.jpg)
「えっ、こんなに美味しかったっけ!?」
解凍大成功で、小樽で何度も食べた味と寸分変わらない。数あるチーズケーキのなかで、断トツ一番美味しいというのも頷ける。
ただ、わたしの中では一番は別にある。ルタオは二番、赤坂しろたえが三番だ。
しかし、あまりにも解凍成功のルタオが美味しかったので自信は揺らぐが、自分の舌を信じて近い内に“一番のチーズケーキ”を記事にしたいと思っている。
さて、3月と4月に読んだ本ですが、近頃すっかり安定してしまった2カ月で7冊、累積で14冊。
1. ○奪還 下 リー・チャイルド 講談社文庫
2. ○吉原手引草 松井今朝子 幻冬舎文庫
3.○おひとりからのひみつの京都 柏井壽 SB新書
4.○西郷隆盛 池波正太郎 角川文庫
5.○囚われのスナイパー 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
6.○囚われのスナイパー 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
7.○炎上フェニックス IWGP XVⅡ 石田衣良 文芸春秋
残念無念だが二重丸が付くほど面白いものはなかった。
「炎上フェニックス」は池袋ウエストゲートパークシリーズ。
いつも通り面白いが、グッとくる文章には出逢わなかった。けど、眼にとまった文章があった。
『はたらけどはたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざりぢっと手を見る
(略)まあ、あんな歌を詠んだ啄木も実際にはそこそこ豊かで、収入を遊びにつかいまくっていたというから、
豊かさも困窮度もひと筋縄ではいかないのは確かだ。だが、ひとつだけいえるのはコロナ以降普通の人たちの暮らしが氷の海に、
だんだんと沈んでいってるってこと。
毎日ティッシュペーパー一枚ずつくらいの厚さでな。』
「巣鴨トリプルワーカー」の章より
夭折の天才と称される「啄木」だが浪費家で、無断欠勤の多いサボり屋でもあったらしい。
『一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと』
24歳のときつくったというこの“呪詛”めいた短歌に、いったいどういう背景があったのかわからないが、恐ろしくユニークな歌人、というかちょっと怖い感じ。
→「赤坂しろたえのレアチーズケーキ」の記事はこちら
→「読んだ本 2023年1月と2月」の記事はこちら
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