温泉クンの旅日記

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安芸の宮島(2)

2010-05-16 | ぶらり・フォト・エッセイ
   <安芸の宮島(2)>


 宮島は江戸時代からの呼称で「お宮(厳島神社)のある島」という意味だそうだ。



 宮島の引き潮の浜は潮干狩りのひとたちでいっぱいだった。



 大鳥居の辺でもたくさんのひとが群がっている。宮島のシンボルである朱塗りの大鳥居は高さ十六メートル、重量は約六十トンである。



 恥ずかしながら今回初めて知ったのだが、この大鳥居の根元は海底深く埋められているわけではなく、自分の重みだけで建っているという。

 それなのに台風や地震がきてもびくともせず、動いたり、倒れたりしないのはなぜか。その秘密は鳥居上部の島木と呼ばれる部分が箱形の造りになっていて、その中に、こぶし大の玉石約七トンを詰めて「重し」にしている。また主柱・袖柱あわせて安定感のある六本足とし、柱と屋根の交差部分には特殊な造りのクサビがほどこされて、柱と屋根の動きやひずみなどを自然に吸収する。
 海底部分は松材の杭を打って地盤を強化したうえで、その上に布石を並べて基礎の代わりとしているという。

 ぜんぜん知らなかった、数百年前に作ったわけだからなんとも凄い仕掛けである。

 引き潮の厳島神社は初めてだ。





 厳島神社の名称は、祭神である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の名に由来する。また、「神の斎(いつ)く島」の意味もあるそうだ。

 張りめぐらされた板張りの回廊を進む。



 五重塔が遠くに、すこしだけ見えた。





 潮が満ちているときのほうがどちらかというと厳島神社らしく、雰囲気がいいようだが、こればかりはしょうがない。 



 あまりにも観光客が多すぎて、残念ながら思ったような写真がとれない。


   - 続く -


  →「安芸の宮島(1)」の記事はこちら

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