温泉クンの旅日記

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続・尾道ラーメン

2010-05-12 | 食べある記
   <続・尾道ラーメン>


 開店時間の午前十一時をほんの一、二分過ぎて「みやち」の暖簾をくぐり引き戸を引いて驚いた。



 早くもすべての席(もっとも十人ほどのだ)が埋まっていたのだ。
 引き戸を閉めて、並ぶことにした。視線を走らせたが、これから最初の注文をつくるのだろう、まだ誰も食べているひとはいなかった。となれば、十分ほどはかかるだろう。



 一番で待っているわたしの後ろに続々とひとが列をつくる。さすがはゴールディンウィークである。たしかに、ほかの尾道ラーメンの店も長い行列をつくっていた。

 ちょうど一年ほど前にここで食べて、また来ようと思ったものだ。
 今日、広島から山陽道を関西方面に向かって走っていたのだが、渋滞表示をみて高速をあきらめて国道二号線をつかうことにした。
 走りだすと見覚えがある道で、三原を過ぎ尾道にはいったところで「みやち」に寄ってみることにしたのだった。

「ありがとうございました」の声がなかでして、ひとりの客が出てきたので、いれ代わりにわたしがはいっていく。



 壁のメニューを一応みるが、今日の注文は一年前から決めている。
「てんぷら中華・・・と、いなりをください」



 なんのてんぷらだろう・・・置かれたてんぷら中華をマジマジとみつめる。
 ひとくち食べて、ぷりぷりの小エビの掻き揚げとわかった。てんぷらの衣はしっとりとしてほろほろとやわらかい。



 魚介のスープによく合っている。
 今日のスープはすこしだけ塩味が効いているような気がするが、甘さを抑えたいなりで口直しができるので問題なかった。
 後からはいってきた客も、たいていはてんぷら中華を注文していた。

 さて、てんぷら中華がすんで、もうひとつ尾道でやり残したことをしようと思った。
 コモンのワッフルへの挑戦だ。
 挑戦とはいかにも大げさだが、酒呑みにはそんな心もちなのだ。
 じつは本格的なワッフルというものを恥ずかしながら食べたことがない。メニューをよくよくみて、いけそうなのがあれば、ぜひ食べてみたい。

 コモンの本店だとわたしが思っていたところは、ワッフルとかの販売のみで喫茶はやっていないということなので、ロープウェイ側の店に向かった。



 コモンも、まだ午前中なのですんなりと待たずに席につけた。八割ほど埋まったテーブルでは客のほとんどがワッフルを食べている。
 とりあえずアイスコーヒーを頼んで、メニューを検討する。

(ブルーベリーとアイスクリームのワッフルか・・・これならいけるかも・・・)
 だめなら残せばいい、土地のものでもないし、と開き直って注文した。



 運ばれてきた量をみて、だいじょうぶかなと心配になる。わたしには、ひとつくらいが適量だ。
 それでもフォークとナイフで食べやすく切り分け、好物のブルーベリーとバニラアイスクリームの冷たさでなんとか食べきった。
 たしかに、美味しかった。

 前回にネコをみかけたところにいったら、なんと再会できたのには驚いた。(たぶんこのネコだ)
 近辺の飼い猫らしく元気で暮らしてるようでなによりである。




   追伸:「尾道を歩く(1)」の記事のなかで、商店街にあったレトロな銭湯
      「大和湯」がいまだ現役でびっくりしたと書いたが、今回は早朝でないので
       開いていて、銭湯を改装した土産物屋だったことがわかった。奥の銭湯
       だった部分はカフェになっていた。 早朝で閉まっていたので勘違いし
       ました。誠に失礼しました。ご容赦ください。


  →「尾道ラーメン」の記事はこちら
  →「尾道を歩く(1)」の記事はこちら
  →「尾道を歩く(2)」の記事はこちら
  →「尾道を歩く(3)」の記事はこちら
  →「恐怖の駐車場」の記事はこちら


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