温泉クンの旅日記

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読んだ本 2018年6月

2018-07-01 | 雑読録
  <読んだ本 2018年6月>

 昨夜は、23時から「フランス対アルゼンチン」戦、そして未明03時から「ウルグアイ対ポルトガル」戦と続いて、こんな好カードを「『生(ライブ)』中継」で観られるチャンスは滅多にない。
 というわけで、ほぼ徹夜してしまった。
 グループリーグ第三戦で「負けているのに時間稼ぎ」という、老獪ともいえる見苦しい戦術で辛うじて突破した西野ジャパンですが、次の赤い悪魔(ベルギー)戦では正々堂々と戦って欲しい。捨て身で。 
 
 五月中旬くらいから、海の体調が悪くなった。あのきつい目力がなんと柔和に変わり食が細くなってきて、魔女猫とはいえども歳も歳だし心配である。



 いつものように成田に参詣して祈願するか・・・。ただ成田まで行くと一日仕事になってしまう。そういえば東京の門前仲町には成田山新勝寺の東京別院として深川不動があった。横浜にもありそうだ。
 調べたら野毛にあった。
 傾斜がゆるやかな西参道を選んだ。カレーのスパイシーな香りが漂うのは、本格カレーを供するどこかの飲食店の換気扇のせいだろうか。
 成田山横浜別院。

 

 参詣を終え、どこで昼メシを食べようかと思案する。野毛の週末は、場外馬券売り場があるので飲食店はどこも長っ尻のギャンブル客で混み合う。
 そうだ、中央図書館があったな。役所の食堂もそうだが、ああいうところのカレーとかラーメンには愛着がある。

 

 食券販売機で迷わずにカレーライスの食券(500円)を選択したのは、参道で嗅いだ香りに刺激されたせいだろう。


 
 おほっ、型で抜いたライスがなんとも古めかしくて懐かしい。ひと口食べ、ふた口食べ、首を傾げる。辛味があまりにも少なすぎて、カレーを食べている気が全然しない。
 しまった、な。なんとなく悔しい。
 図書館で脚本集を拾い読みして時間を潰し、腹をすこし減らし、口直しにココイチでキリリとした辛さが魅惑的で後を引きまくる、レイのポークカレーを食べてしまった。



 六月にかけて三回参詣して祈念しているうちに、海も顔色がよくなり(これは飼い主じゃないとわからぬ)元気を取り戻してきてホッとする。



 さて、6月に読んだ本ですが今月は7冊、累計で33冊です。

 1. ◎隠し剣孤影抄         藤沢周平 文春文庫
 2. ◎隠し剣秋風抄         藤沢周平 文春文庫
 3. ○秘太刀馬の骨         藤沢周平 文春文庫
 4. ○霧の果て 神谷玄次郎捕物控  藤沢周平 文春文庫
 5. ○たそがれ清兵衛        藤沢周平 新潮文庫
 6. ○闇の歯車           藤沢周平 講談社文庫
 7. ◎消えた女 彫師伊之助捕物覚え 藤沢周平 新潮文庫

 今月もオール藤沢周平、チャンバラ祭りだった。
 隠し剣シリーズの2冊はいずれもそれぞれ主人公が変わる短編集なのだが、恐ろしいほどどれもレベルが高くて面白かった。
 通常、短編集だといくつか「なんかなぁ・・・」くらいの出来のヤツがあるのだが、このシリーズにはそんな不出来なものは皆無、打率十割と物凄い。

「たそがれ清兵衛」は、隠し剣シリーズの続編みたいな短編集である。だから全編確実に面白い。
 読み終わったジャストのタイミングでBSの映画再放送をみつけて観てみたら、原作とかなり違うので驚いた。なんでも「たそがれ清兵衛」の他に、「竹光始末」、「祝い人助八」と三つの短編を原作としていると知り、なるほどと納得した。



  →「読んだ本 2018年5月」の記事はこちら
  →「成田山初参詣(2)」の記事はこちら

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