<熊本城で、太平燕>
「太平燕(タイピーエン)って食べたことありますか」
もちろん、熊本の太平燕は知っているが残念ながら食べたことはない。
そう正直に答えると、「なんだ(あんだけ熊本に行っているのに)食べたことないんだ」と斬り捨てるように言われてしまった。
ちょっとだけ傷ついて、かなり口惜しい。
だから九州旅に、太平燕を取り入れることにした。
調べると老舗が四軒ほどあり、どの店がいいだろうか迷う。
「太平燕って、どこの店で食べるのがいいでしょう?」
旅に行く前に、熊本から転勤してきたひとと呑むときに訊いてみた。あの「九重“夢”大吊橋」を訊いたときついでにこれも質問したのだ。
「熊本城にできた観光スポットがいいんじゃないかな」
ああ、あそこか。ローカルニュースかなにかで観て、わたしも知っている。「では、そこへ行って食べてみます」
熊本城といえば一度天守閣まで登ったことを思いだす。
たしか外の石段が高くて登り辛かった。戦のときに敵が容易に登れないためなのだろう。
下りがもっと大変で、異常に高さがあるためになかなか足が着地せず、脚の筋肉に負担をかけ過ぎて、あとで脚が攣ってしまったことは忘れない。
その店は、築城四百年を記念し観光客誘致のためにつくられた「桜の馬場 城彩苑」のなかの、「桜の小路」といって、飲食店と土産物店などが二十三店舗はいった施設のなかにあるそうである。なんでも、観光客だけではなく地元客にも人気のスポットだそうだ。
城彩苑にはほかに、熊本の歴史を体験できる「湧々座(わくわくざ)」という施設が隣接していた。
太平燕を食べさせてくれるのは「夢あかり」という店だった。
昼をかなり過ぎて時間帯がよかったので、すんなりと席に案内されて、迷わず太平燕を注文した。坦々麺も旨そうだが、決めたターゲットを変えるわけにはいかない。
周りを見回すと七割が太平燕で、三割が坦々麺という感じ。
(おっ、きた来た・・・)
さっそく食べてみる。
うーん、これは・・・。海鮮塩ラーメン、あるいは海鮮湯麺の、麺が春雨といったら、わかり易い。塩味はかなり優しいものだ。
途中で、丼に載せられた「辛味噌」を適量溶かして、味を変える。隣の席の女性が溶かし過ぎてしまい、噎せてしまう。
あっと言う間に食べ終わってしまった。ダイエット中の女性には丁度いい量だろう。この太平燕、麺が春雨のせいで男のわたしにはまるで足らない。坦々麺にすればよかったか、などいまさら言っても始まらない。大きめな肉まんかおにぎりでも欲しいところだ。
太平燕の店を出たすぐのところに、天草のうにコロッケの店があった。
コロッケは丸く小さめである。一個では足りそうもない。ここでコロッケを二個購入して、外のベンチに座って食べる。
ジャガイモと、リゾットのコロッケだがたっぷりと雲丹がはいっていて滅法旨い。
ようやく、腹の不平不満をなだめたのであった。
結論、太平燕は旨いが単品だけでは男にはもの足りない。
ところで「桜の小路」の店だが、売っている商品の試食がぜんぜんないのがなんとも残念である。試食して美味しければ売上ももっと増えように・・・。
→「九重“夢”大吊橋」の記事はこちら
「太平燕(タイピーエン)って食べたことありますか」
もちろん、熊本の太平燕は知っているが残念ながら食べたことはない。
そう正直に答えると、「なんだ(あんだけ熊本に行っているのに)食べたことないんだ」と斬り捨てるように言われてしまった。
ちょっとだけ傷ついて、かなり口惜しい。
だから九州旅に、太平燕を取り入れることにした。
調べると老舗が四軒ほどあり、どの店がいいだろうか迷う。
「太平燕って、どこの店で食べるのがいいでしょう?」
旅に行く前に、熊本から転勤してきたひとと呑むときに訊いてみた。あの「九重“夢”大吊橋」を訊いたときついでにこれも質問したのだ。
「熊本城にできた観光スポットがいいんじゃないかな」
ああ、あそこか。ローカルニュースかなにかで観て、わたしも知っている。「では、そこへ行って食べてみます」
熊本城といえば一度天守閣まで登ったことを思いだす。
たしか外の石段が高くて登り辛かった。戦のときに敵が容易に登れないためなのだろう。
下りがもっと大変で、異常に高さがあるためになかなか足が着地せず、脚の筋肉に負担をかけ過ぎて、あとで脚が攣ってしまったことは忘れない。
その店は、築城四百年を記念し観光客誘致のためにつくられた「桜の馬場 城彩苑」のなかの、「桜の小路」といって、飲食店と土産物店などが二十三店舗はいった施設のなかにあるそうである。なんでも、観光客だけではなく地元客にも人気のスポットだそうだ。
城彩苑にはほかに、熊本の歴史を体験できる「湧々座(わくわくざ)」という施設が隣接していた。
太平燕を食べさせてくれるのは「夢あかり」という店だった。
昼をかなり過ぎて時間帯がよかったので、すんなりと席に案内されて、迷わず太平燕を注文した。坦々麺も旨そうだが、決めたターゲットを変えるわけにはいかない。
周りを見回すと七割が太平燕で、三割が坦々麺という感じ。
(おっ、きた来た・・・)
さっそく食べてみる。
うーん、これは・・・。海鮮塩ラーメン、あるいは海鮮湯麺の、麺が春雨といったら、わかり易い。塩味はかなり優しいものだ。
途中で、丼に載せられた「辛味噌」を適量溶かして、味を変える。隣の席の女性が溶かし過ぎてしまい、噎せてしまう。
あっと言う間に食べ終わってしまった。ダイエット中の女性には丁度いい量だろう。この太平燕、麺が春雨のせいで男のわたしにはまるで足らない。坦々麺にすればよかったか、などいまさら言っても始まらない。大きめな肉まんかおにぎりでも欲しいところだ。
太平燕の店を出たすぐのところに、天草のうにコロッケの店があった。
コロッケは丸く小さめである。一個では足りそうもない。ここでコロッケを二個購入して、外のベンチに座って食べる。
ジャガイモと、リゾットのコロッケだがたっぷりと雲丹がはいっていて滅法旨い。
ようやく、腹の不平不満をなだめたのであった。
結論、太平燕は旨いが単品だけでは男にはもの足りない。
ところで「桜の小路」の店だが、売っている商品の試食がぜんぜんないのがなんとも残念である。試食して美味しければ売上ももっと増えように・・・。
→「九重“夢”大吊橋」の記事はこちら
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