温泉クンの旅日記

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湯島梅祭り(1)

2016-02-24 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <湯島梅祭り(1)>

 二月中旬から三月上旬の湯島天神は梅まつりである。



 今年で五十九回になるそうで、期間中は延べ四十五万人を超える賑わいだそうだ。
 前回に湯島天神に来たときはゆるやかな女坂を登ったので、ちょいと元気な今回は男坂のほうの天神石坂、三十八段の石段坂を選んだ。



 境内に入って見回すと、梅はざっと四、五分咲きといったところか。人出は平日なのでほどほどである。





 日当たりがいいのであろうか、けっこう咲いている木もある。





 バレンタインデー前の金曜ではまだちょっと早かったようだ。



 樹齢二百五十年の木曾檜で建てられた「権現造り」の社殿前には、季節柄か合格祈願の絵馬がわんさとぶら下がっていた。本殿脇の絵馬もまた数え切れぬほど凄い数である。



 天神様といえばさまざまな縁起と伝承があって、とにかく「梅」と「牛」がつきものだ。



「撫で牛」は、祈願者に撫でられまくってテカテカに光っている。牛の横に喫煙スペースがあったので、一服する。牛の向こうにある、広島お好み焼きが旨そうだが酒が解禁になったのでここは我慢の一手だ。

 このあいだテレビの旅番組で北野天満宮がとりあげられていて、紅白の梅の花が咲く「思いのまま」と名付けられた珍しい木が紹介されていた。
 ボーッと観ていたのだがその瞬間、別な番組の場面を鮮明に思いだした。
(まてよ・・・たしか酒場放浪記で湯島天神にも同じ木があるってやっていたぞ)
 梅の木だけで京都の北野天満宮に行くのはいかにも遠い。湯島なら午後に半日の休暇をとれば充分である。よし、行ってみるか。そうなるとわたしは行動は早いのだ。

 手水舎の裏に、湯島に来た今日の目的の梅の木「思いのまま」がある。
 廻りこんで「思いのまま」の木を丹念にみるが、紅白のどちらの花もまったくなかった。



 御徒町も実は昼間から酒を呑めるところが多い。
 梅でがっかり肩を落としたので、軽く浅酌と決めこむか。喫煙オーケーで刺身が食べられそうな店を選んで暖簾を潜った。
 地魚の刺身の盛り合わせと、酒を頼む。



 この刺身は正解だった。酒がまあ進むこと。
(それにしても、梅の花がゼロだった『思いのまま』に未練が残るなあ・・・。一週間後にまた来ちゃうか。うん、そうしよう)
 そうと決まれば、前祝いにお代りだ。


  ― 続く ―


   →「湯島天神~神田明神~柳森神社(1)」の記事はこちら
   →「北野天満宮」の記事はこちら
   →「梅ヶ枝餅」の記事はこちら
   →「亀戸天満宮」の記事はこちら

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