温泉クンの旅日記

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湯島梅祭り(2)

2016-02-28 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <湯島梅祭り(2)>

 一週間後の金曜日・・・。
 見栄を張って男坂などを使わず、楽な女坂から昇る。



 梅の花が七、八分咲きの見ごろになったので、境内は先週を遥かに上回る老若男女で溢れかえっていた。





 とりあえず真っすぐ「思いのまま」の木に向かう。
「ん!?」
 目当ての木の前が異常に人だかりがしている。
「きゃあ、可愛い!」
 はあ、なにが可愛いのだろうか。野次馬根性丸出しに人を掻き分けて前に出たら、立て看板の上部、A型になった先っぽ天辺の細い部分に、なんと猫がドデーンと昼寝しているのである。



 バランスを崩して落ちないだろうか、わりと大きな猫だ。
 スマホやカメラの放列が写真を撮りまくり、ついでにさわられまくっているが慣れているのかまるで気にしない。というか満更ではないみたい。



(オマエは撫で牛か!)
 猫好きなのでわたしも皆にちゃっかり倣って、画像と撮り、猫の頭とお尻を撫でまわす。
 他の人に場所を譲って、あらためて「思いのまま」の木を入念に点検する。



 あらら、白梅ばかりで紅梅が見当たらない。



 まだ早いのか。それとも年によって違ったりするのだろうか。



 月曜と金曜の休暇はけっこう取りづらいものがある。三週間連続休みは、さすがに上司の眼が三白眼のさらにその上、真っ白に剥かれるだろうから勤め人としては無理だ。うーん、残念無念。
 園内はさすがに映画「湯島の白梅」ではないだろうが、圧倒的に白梅が多く、紅梅の木が少ない。一本見つけたが、立ち入り禁止の柵に邪魔され逆光で撮れない。

 ひと廻りすると、また人が屯しているところがあった。
(今度はなんだ・・・)



 行ってみたら盆栽が飾ってあった。



 さて、腹も減った。梅のほかの今日の楽しみの焼き肉に向かうとするか。
 御徒町には酒場も多いが焼肉屋も多い。御徒町叙々苑より安い、いつもの店で和牛カルビ定食を注文する。この店のいいところは、ひとり客でも四人掛け卓に気持ち良く座らせてくれるのだ。



 焼肉だけでなぜアルコールを注文しないかを白状すると、一週間前、調子に乗って酒を呑み過ぎ上野から小田原まで爆睡してしまったので、とりあえず少しばかり反省しているのである。



  →「湯島梅祭り(1)」の記事はこちら
  →「やっぱ、焼き肉だよね」の記事はこちら
  →「上野の琵琶湖畔で五目焼きそば」の記事はこちら
  →「精養軒のカレー」の記事はこちら

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