温泉クンの旅日記

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伊東温泉、湯三昧(3)

2017-03-12 | 温泉エッセイ
  <伊東温泉、湯三昧(3)>

 刺身とチーズ味噌漬けの次、仕上げの三軒目は前回にみつけた蕎麦屋にした。


 
 白菜のお新香で熱燗をゆっくり二本呑み、寒いなかを移動したので珍しく温かい玉子とじ蕎麦で今年のアルコール解禁日を締めたのであった。



 とくに誰にもいったことはないが、玉子とじ蕎麦ならぬ<玉(子)丼>は子どものころの大好物なのだ。天丼やカツ丼は高かったから子どもながらも気を使ったせいもあるけども。

 小涌園の朝食バイキングはあるときからレベルアップして、品揃えもバッチリ充実した。きっとその理由は別館「緑湧」オープンにある、と睨んでいる。確認していないが、きっと緑湧の宿泊者も同じ朝食かもしれない。





 フロント前のスペースも、田舎っぽさが無くなりすっきりしたのもきっとその時期なのだろう。

 まあ、朝食に力を入れてくれるのは客にとってはいいことだ。
 軽く二日酔のわたしは、クロワッサンとしらすご飯と干物と味噌汁、フルーツジュースに緑茶と梅干と珈琲という、脈絡もない訳のわからない朝食をチョイスした。ま、良く言えば自由人、正味な話は単なる変わり者だからね。

 朝食会場を出ると、温泉好きの商売道具のタオルは持ってきているので、すぐ隣にある大浴場に向かう。
 大浴場は昨日とは変わって、入ってすぐが「ぬるめの湯」である。



 掛け湯をして、ぬるめの浴槽で身体を慣らすと、好みの「あつめの湯」に移動する。



(バリウム検査がまさかのドタキャンになったため、思いもかけぬ楽しい一夜を過ごせたな・・・)



 露天風呂でゆっくり身体を伸ばし、洗い場に戻り歯を磨いて髭を剃ると、最後にもう一度「あつめ」で仕上げる。

 お土産はいつものように駅に向かう途中にある三木製菓の「ネコの舌」を買った。もちろん自分用にバラ売りも二個しっかり買ったのはいうまでもない。





 熱海の同じネーミングのヤツと比べると、伊東のクッキーのほうが香り高く上品で格段に美味しい。伊東温泉のお土産として騙されたつもりで一度は買ってみるべきかと思う。珈琲とか紅茶にぴったり合う。

 帰りに国府津でおりて電車を御殿場線に乗り換えて辺鄙な曽我の梅林に行く気マンマンの予定である。
 まさか数時間後・・・梅まつりをあっさりあきらめ、平塚で途中下車して魔境に迷いこむ運命にあるなど夢にも思わないわたしだった。

  →「伊東温泉、湯三昧(1)」の記事はこちら
  →「伊東温泉、湯三昧(2)」の記事はこちら
  →「平塚駅前、魔境のラーメン屋」の記事はこちら



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