<こうかいぼうのらーめん>
昼時を思い切りずらしたこんな時間でも並んでいる。


深川で人気のラーメン店「こうかいぼう」だ。ラーメン通ならきっと知っているに違いない。すぐ隣も同じようなラーメン店なのだが行列はまるでできない。
一度行ってみようと思ってから既に五年は経っている。
わたしは、とにかくしつこい。一度こうと決めたら必ず実行するのだ。ただ、慌てず急がな い。忘れているようにみえても、忘れることはない。
ただ、旨いか不味いかわからぬラーメンのために並ぶのはまっぴらご免である。
昼に来るたび、長蛇の列ができている。しかし、行列はラーメンの味を決して保証はしない。
ランチメイトみたいな同僚が昼の電話番の週にあたり、昼休み時間が三十分ずれる。訊けば、そのラーメン屋には行ったことがない、行ってみたいと言う。
ちょうどいい。わたしもずらして一緒に行ってみることになったのだ。

順番がきて店のなかの待ち席になると、メニューが配られた。
ラーメンに半ライスにしようかと思ったが、ご飯が付くセットは玉子かけご飯だけである。玉子かけご飯セットを頼んで玉子を残すのも具合がわるい。
単品の餃子があったので、ラーメンと餃子を注文した。
店主の奥さんだろう、笑顔を絶やさずとにかくよく働く。店内と店外の客の応対、できあがったラーメンを客に運ぶ、代金の授受、客の丁寧な送り出し、帰った客のところの片付けをする、とフル回転である。

カウンターが七席ほどに、奥にテーブル席がふたつということは、全部の席が埋まって十五名ということになる。

店主もラーメンをつくるだけに専念するわけではなく、チームワークでさばくように自ら客に運んだり、あと片付けをしている。
昼どきはざっと四回転するとして、六十名ほどだ。
なんと、この繁盛店を二人きりで切り盛りしているとは驚きである。なんか感心してしまう。
奥のテーブル席があいて案内される。
まず、餃子が届く。焼き加減はなかなか見事である。

ひとくち食べて、味はたいしたことはない。百点満点で三十点、三十五点くらいか。
がっかりして、同僚に勧める。(おいおい、ひどくないかい)
ラーメンが運ばれてきた。
見た目は、よし。

濁りのあるトンコツと魚介のダブルスープをひとくちいただく。
ぬるっ! それにスープがかなり少ない。
忙しいのはわかるが、ラーメンスープは量はおいても、とにかくt熱くなければいけない。これは味以前の話で、大幅な減点である。
魚介の味はたしかにするにはするが・・・。ぬるかったのがどうにも気にいらず、味覚を邪魔する。
メンマとチャーシューは並。
麺は・・・スープとアンバランスに麺は熱い。そして、恐ろしく旨い。
ああ、この麺を熱いスープで食べたかった。
というわけでラーメンは、接客の良さなどをプラスしても六十点かな。
行列から店のなかの待ち席にはいってきたとき、案内されるとき、料理が運ばれるとき、代金を払うときと、都合四回「お待たせしてまことに申し訳ありませんでした」と言われた。
ありがとうございましたといいながら、最後に、奥さんがわたしの顔を脳裏に焼き付けるようにみつめて送り出された。
・・・さすがは繁盛店、なかなかたいしたものだ。
お薦めかどうかは、保留しておく。
→「深川で刺身定食」の記事はこちら
昼時を思い切りずらしたこんな時間でも並んでいる。


深川で人気のラーメン店「こうかいぼう」だ。ラーメン通ならきっと知っているに違いない。すぐ隣も同じようなラーメン店なのだが行列はまるでできない。
一度行ってみようと思ってから既に五年は経っている。
わたしは、とにかくしつこい。一度こうと決めたら必ず実行するのだ。ただ、慌てず急がな い。忘れているようにみえても、忘れることはない。
ただ、旨いか不味いかわからぬラーメンのために並ぶのはまっぴらご免である。
昼に来るたび、長蛇の列ができている。しかし、行列はラーメンの味を決して保証はしない。
ランチメイトみたいな同僚が昼の電話番の週にあたり、昼休み時間が三十分ずれる。訊けば、そのラーメン屋には行ったことがない、行ってみたいと言う。
ちょうどいい。わたしもずらして一緒に行ってみることになったのだ。

順番がきて店のなかの待ち席になると、メニューが配られた。
ラーメンに半ライスにしようかと思ったが、ご飯が付くセットは玉子かけご飯だけである。玉子かけご飯セットを頼んで玉子を残すのも具合がわるい。
単品の餃子があったので、ラーメンと餃子を注文した。
店主の奥さんだろう、笑顔を絶やさずとにかくよく働く。店内と店外の客の応対、できあがったラーメンを客に運ぶ、代金の授受、客の丁寧な送り出し、帰った客のところの片付けをする、とフル回転である。

カウンターが七席ほどに、奥にテーブル席がふたつということは、全部の席が埋まって十五名ということになる。

店主もラーメンをつくるだけに専念するわけではなく、チームワークでさばくように自ら客に運んだり、あと片付けをしている。
昼どきはざっと四回転するとして、六十名ほどだ。
なんと、この繁盛店を二人きりで切り盛りしているとは驚きである。なんか感心してしまう。
奥のテーブル席があいて案内される。
まず、餃子が届く。焼き加減はなかなか見事である。

ひとくち食べて、味はたいしたことはない。百点満点で三十点、三十五点くらいか。
がっかりして、同僚に勧める。(おいおい、ひどくないかい)
ラーメンが運ばれてきた。
見た目は、よし。

濁りのあるトンコツと魚介のダブルスープをひとくちいただく。
ぬるっ! それにスープがかなり少ない。
忙しいのはわかるが、ラーメンスープは量はおいても、とにかくt熱くなければいけない。これは味以前の話で、大幅な減点である。
魚介の味はたしかにするにはするが・・・。ぬるかったのがどうにも気にいらず、味覚を邪魔する。
メンマとチャーシューは並。
麺は・・・スープとアンバランスに麺は熱い。そして、恐ろしく旨い。
ああ、この麺を熱いスープで食べたかった。
というわけでラーメンは、接客の良さなどをプラスしても六十点かな。
行列から店のなかの待ち席にはいってきたとき、案内されるとき、料理が運ばれるとき、代金を払うときと、都合四回「お待たせしてまことに申し訳ありませんでした」と言われた。
ありがとうございましたといいながら、最後に、奥さんがわたしの顔を脳裏に焼き付けるようにみつめて送り出された。
・・・さすがは繁盛店、なかなかたいしたものだ。
お薦めかどうかは、保留しておく。
→「深川で刺身定食」の記事はこちら
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