温泉クンの旅日記

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続・平戸千里ヶ浜温泉(2)

2019-03-24 | 温泉エッセイ
  <続・平戸千里ヶ浜温泉(2)>

 フランシスコ・ザビエルはマラッカで出会った鹿児島出身のアンジロー(ヤジロウ)に伴われて、1549年8月に鹿児島に上陸しキリスト教布教活動を始めた。

 

 思うように成果があがらず、翌年九月に平戸にポルトガル船が入港したと聞き、平戸を訪れる。領主松浦隆信に謁見し布教許可を得て、わずか二十日間で鹿児島での一年に相当する以上の信者を得た。

 

 同じ年にポルトガルが平戸に商館を設け、以来、平戸は日本最初の西洋貿易港として鎖国前まで栄えたのである。いまの平戸に、往時の賑わいの面影は見出せない。

 夕食の時間になり、下の階にあるだだっ広い食事会場に降りていった。

 

 平戸の食材を使用した地産地消、国産牛焼肉、海鮮バーベキューのバイキングである。

 

 飲み放題のほうだが、なんと三十種類が用意されているそうだ。
 焼酎の芋が黒丸、黒霧島、麦が八重丸、いいちこ、ウィスキーがサントリーの角、日本酒、ビールはモルツ、プレミアムモルツ、ワインなどで、ロック・水割り・お湯割り・ソーダ割りなどで呑める。

 

 甕に入った焼酎が安い甲類でないのがたまらなく豪勢で嬉しい。よっしゃ、温泉で落胆した分、アルコールでとり戻したるぞ。

 

 テーブルに載ったロースターで、適当にとってきた海鮮と牛肉を焼きながらスタートした。飲み放題は時間制限(90分)があるので、意地汚いが毎回二杯づつ取りにいくこととした。

 明けて翌朝、同じ会場での朝食だ。

 

 二日酔の朝に、食べられそうなものを選べるバイキングは助かる。昨夜は料金を気にしなくていいので、たっぷり呑んでしまった。時間制限があってよかったかもしれない。
 もっとも制限時間をジャッジしている審判が見当たらなかったので、若干オーバーしたような記憶もかすかにあるが・・・・・・。

 

 食べたあとで気がついたが、見晴らしのいい外の広いテラスにもテーブルが並んでいた。あっちで食べればよかったかな。

 

 いってみると、椅子が夜露に濡れていたので今日の朝食については室内が正解だったようである。


  ― 続く ―


   →「続・平戸千里ヶ浜温泉(1)」の記事はこちら
   →「長崎平戸、薄香漁港」の記事はこちら
   →「佐世保、展海峰からの絶景」の記事はこちら


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