<読んだ本 2018年9月>
ここだけの話、誰もいない温泉の露天風呂では鶯の鳴き真似をしてしまう。
鹿児島の吹上温泉の露天風呂に朝方入っていたとき、周りの森の中で鶯の鳴き声がして、一人きりだったのをいいことに口笛で鳴き真似をしてみたら、これがまあジツにうまくいった。遠くに聞こえた鶯のヤツが仲間と勘違いしてだんだん近づいてきたのだった。
初めての挑戦だったが、それ以来鶯の鳴き声がすると思いだして秘かにやるのである。
鶯が鳴く季節でないときとか、内風呂のときは小さい声で唄を口ずさむ。「旅の途中で」という曲だが、しっかりと覚えていないので、それはもういい加減に唄ってしまう。
♪遠く昔 この手つないで
歩き続けた 君と二人で
思い出します 旅の途中
風と・・・線路と、故郷と
逢いたいな・・・もう一度
夢に見る・・・あの日に帰りたい
(以下 略)

東北大震災で打切りになってしまったNHKの番組「ふだん着の温泉」のテーマ音楽で、吉幾三が唄っていた。好きだった番組なので頭にこびりついてしまい温泉に入るとなぜか思いだすのである。
人知れず、しんどいと思う時やつらいと感じる時に、思わず口ずさんでしまう唄もある。
「♪・・・そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ・・・」
中島みゆきの「時代」をつい口ずさんでしまうという友人がいた。たしか、カラオケの十八番でもあった。
「時代」を聞くたびに友人の顔を思いだす。果たして「笑って話せる日」はきたのだろうか。とても気になる。

能天気なわたしでも、たまにつらいなと思うときがあって、そんなときは「ああはやく 九月になれば・・・」と口ずさむ。
「I LOVE YOU 」という小田和正の古い曲の一節である。
♪流されて 流されて 僕のところへ
切ないね あなたの白い肌
ああはやく 九月になれば
I LOVE YOU I LOVE YOU
どうしたの変わるこころ
不安になるの
あなたは僕を しあわせにしてるよ
ああはやく 九月になれば
I LOVE YOU I LOVE YOU
誰もあなたの代わりに
なれはしないから あなたのまま
ここに居ればいいから
ああはやく 九月になれば
I LOVE YOU I LOVE YOU

九月が来るのが、あまりに遠すぎるときは「ああはやく 四月になれば・・・」と歌詞をすこしだけ変えればいい。
さて、9月に読んだ本ですが今月は情けないがたったの5冊、累計で52冊です。
1. ○霜の朝 藤沢周平 新潮文庫
2. ○闇の花道 天切松闇がたり 第一巻 浅田次郎 集英社文庫
3. ○残侠 天切松闇がたり 第二巻 浅田次郎 集英社文庫
4. ○初湯千両 天切松闇がたり 第三巻 浅田次郎 集英社文庫
5. ○昭和侠盗伝 天切松闇がたり 第四巻 浅田次郎 集英社文庫
ここらでいったん藤沢周平をひと休みして、浅田次郎で一服することにした。
伝説の怪盗「天切り(屋根から忍び込むこと)松」が六尺四方にしか聞こえない夜盗の声音「闇がたり」で昔を物語る。
この本だが昔、一、二冊読んだ記憶があるのだが、全巻改めて読み直すことにした。
主人公「松蔵」のべらんめえの語り口調のセリフは、慣れないとなかなか読みにくい。
たとえばこうである。
『「(略)銭金は命の次に大事なものだってか。冗談はよせ。銭金よりも命よりも大事なものァ、
この世にいくらだってあらあ。長え人生、それをひとっつずつ見っけて、懐に収っていけ。
いいな、ぬかるんじゃあねえぞ」』
ほかに気にいったセリフもあったが、難解な漢字や禁止用語みたいなものがあり、無難な箇所を引用した。
→「読んだ本 2018年8月」の記事はこちら
→「吹上温泉」の記事はこちら
ここだけの話、誰もいない温泉の露天風呂では鶯の鳴き真似をしてしまう。
鹿児島の吹上温泉の露天風呂に朝方入っていたとき、周りの森の中で鶯の鳴き声がして、一人きりだったのをいいことに口笛で鳴き真似をしてみたら、これがまあジツにうまくいった。遠くに聞こえた鶯のヤツが仲間と勘違いしてだんだん近づいてきたのだった。
初めての挑戦だったが、それ以来鶯の鳴き声がすると思いだして秘かにやるのである。
鶯が鳴く季節でないときとか、内風呂のときは小さい声で唄を口ずさむ。「旅の途中で」という曲だが、しっかりと覚えていないので、それはもういい加減に唄ってしまう。
♪遠く昔 この手つないで
歩き続けた 君と二人で
思い出します 旅の途中
風と・・・線路と、故郷と
逢いたいな・・・もう一度
夢に見る・・・あの日に帰りたい
(以下 略)

東北大震災で打切りになってしまったNHKの番組「ふだん着の温泉」のテーマ音楽で、吉幾三が唄っていた。好きだった番組なので頭にこびりついてしまい温泉に入るとなぜか思いだすのである。
人知れず、しんどいと思う時やつらいと感じる時に、思わず口ずさんでしまう唄もある。
「♪・・・そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ・・・」
中島みゆきの「時代」をつい口ずさんでしまうという友人がいた。たしか、カラオケの十八番でもあった。
「時代」を聞くたびに友人の顔を思いだす。果たして「笑って話せる日」はきたのだろうか。とても気になる。

能天気なわたしでも、たまにつらいなと思うときがあって、そんなときは「ああはやく 九月になれば・・・」と口ずさむ。
「I LOVE YOU 」という小田和正の古い曲の一節である。
♪流されて 流されて 僕のところへ
切ないね あなたの白い肌
ああはやく 九月になれば
I LOVE YOU I LOVE YOU
どうしたの変わるこころ
不安になるの
あなたは僕を しあわせにしてるよ
ああはやく 九月になれば
I LOVE YOU I LOVE YOU
誰もあなたの代わりに
なれはしないから あなたのまま
ここに居ればいいから
ああはやく 九月になれば
I LOVE YOU I LOVE YOU

九月が来るのが、あまりに遠すぎるときは「ああはやく 四月になれば・・・」と歌詞をすこしだけ変えればいい。
さて、9月に読んだ本ですが今月は情けないがたったの5冊、累計で52冊です。
1. ○霜の朝 藤沢周平 新潮文庫
2. ○闇の花道 天切松闇がたり 第一巻 浅田次郎 集英社文庫
3. ○残侠 天切松闇がたり 第二巻 浅田次郎 集英社文庫
4. ○初湯千両 天切松闇がたり 第三巻 浅田次郎 集英社文庫
5. ○昭和侠盗伝 天切松闇がたり 第四巻 浅田次郎 集英社文庫
ここらでいったん藤沢周平をひと休みして、浅田次郎で一服することにした。
伝説の怪盗「天切り(屋根から忍び込むこと)松」が六尺四方にしか聞こえない夜盗の声音「闇がたり」で昔を物語る。
この本だが昔、一、二冊読んだ記憶があるのだが、全巻改めて読み直すことにした。
主人公「松蔵」のべらんめえの語り口調のセリフは、慣れないとなかなか読みにくい。
たとえばこうである。
『「(略)銭金は命の次に大事なものだってか。冗談はよせ。銭金よりも命よりも大事なものァ、
この世にいくらだってあらあ。長え人生、それをひとっつずつ見っけて、懐に収っていけ。
いいな、ぬかるんじゃあねえぞ」』
ほかに気にいったセリフもあったが、難解な漢字や禁止用語みたいなものがあり、無難な箇所を引用した。
→「読んだ本 2018年8月」の記事はこちら
→「吹上温泉」の記事はこちら
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