温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

偕楽園(4) 茨城・水戸

2009-02-25 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <偕楽園 (4)>

 好文亭をでると、中門を通り、吐玉泉(とぎょくせん)に向かった。



 太郎杉は、樹齢750年といわれている杉の巨木。



 その太郎杉のすぐそばにある、この茨城産の白色の大理石(寒水石)の井筒(い
づつ)から湧き出る清水が吐玉泉である。
 白い井筒を用いたのは造園上の景観を考慮したそうだ。



 ここは昔から湧き水の多かった所で、夏なお冷たく玉のような澄んだ清水をたゆ
まなく吐くので、吐玉泉と名づけられたという。眼病に効くらしい。茶室何陋庵
(かろうあん)の茶の湯に使われている。
 水を飲もうと思ったが、柄杓もコップもなく、好文亭で身体が冷え切ったので
やめておく。

 孟宗竹の竹林である。



 竹林を見るとすぐ京都を思い出すのだが、天保14(1843)年に京都の嵯峨
から運び植えたというから満更間違っていなかったことになる。弓の材料になる
この竹は生命力が強く、早春に芽を出した筍が、たった半年ほどで親の背丈ほどに
成長するという。

 こけら葺きの趣のある門が「一の木戸」である。



 その、一の木戸を登ったところにあるのが、好文亭「表門」で、本来の偕楽園の
正面入り口だ。



 表門より再びはいり、左に折れて好文亭に向かう。



 狭いあちこちの路地が、とても味がある。



 好文亭で身体が冷え切ったので、東門を出たところにある土産物店の食堂にはい
る。
 熱い茶がありがたい。
 かなり時間を使ってメニューをひっくり返して、一番安いカレーライスを注文
した。



 昔、家庭で食べていたような懐かしい味である。ここ偕楽園は、半日はたっぷり
と楽しめる貴重な名園であった。満足。
 

  →「偕楽園(3)」の記事はこちら



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オリーブのガーリック・ピラフ | トップ | 栗林公園(4) 香川・高松 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ぶらり・フォト・エッセイ」カテゴリの最新記事