温泉クンの旅日記

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天橋立(1) 京都・宮津

2008-07-17 | 京都点描
  <天橋立(1) 京都・宮津> 

 念願の伊根の舟屋もみられたし、料金がまあまあ手ごろな宿がみつかったので、
天橋立で泊まることにした。もちろん温泉がある、ということもあって決めたのだ
が。朝食つき一泊希望ということで粘ったのだが受け入れてもらえず、さすがに
ゴールデンウィークなのでこちらが折れた。

 国道沿いの旅館で、駐車場が離れたところにある。旅館の前で、地図を見せられ
て説明されたのだが、どうも狭そうな駐車場である。
 国道を駅のほうに戻り、川に落ちないように鋭角に狭い路地に曲がり、駐車場に
着いてようやく安心したら、その奥の一角にとんでもなく狭いスペースに切り返し
てバックで停めろという。なんども切り返してようやくエンジンを切ったら、もう
車を運転する気が失せた。


 部屋に案内され、とりあえずビールを呑み、ひと風呂あびた。



 天橋立温泉である。狭い浴槽だが、黒っぽい湯の花があちこちに浮いていた。
ま、悪くはなかった。

 部屋の床は建てつけが悪いのか、歩くとかなり沈む。
 夕食まで時間があるので、散歩にでた。
 天橋立を見るためのケーブルカー乗り場を見にいったが、あまりの長蛇の列に
あっさりあきらめた。



 にぎやかな智恩寺のほうに向かう。橋立大丸などという店があるが、あのデパー
トと関係あるのだろうか。



 珍しい廻船橋である。
 橋を跳ね上げる形式ではなく、橋を廻して船を通すのだ。





 その昔、わたしが高校生のころだったか学年全員で、ここ天橋立に旅行で来たこ
とがある。
 夕食が終わってから、どういうわけか旅館を女生徒とふたりでこっそり抜け出し
て、この橋を渡り松並木を抜けて、夜の砂浜をぶらぶらと星など眺めながら散歩し
たことを思い出す。



 旅館ではすぐに大騒ぎとなり、闇を切り裂いて無数の懐中電灯の光の矢が追いか
けてきてあっさり捕まってしまった。
 散歩していただけだと理解してくれたのか、時代がおおらかだったのか、別に
これというお咎めはなかったのだった。

 懐かしくありありと思い出すのだが、失礼ながらその女生徒の顔がまるで浮かば
ない。

   ― 天橋立(2)に続く ―

 →「伊根の舟屋」の記事はこちら

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