温泉クンの旅日記

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天橋立(2) 京都・宮津

2008-07-20 | 京都点描
  <天橋立(2)京都・宮津>

 宿で早めの朝食をとると、割引券を持ってケーブルカー乗り場に向かった。


 今日も待ちの列が長かったら、すっぱりあきらめるつもりである。
 天橋立は、松島と宮島と並んで日本三景のひとつである。友人に「えっ、行かな
かったの(馬鹿じゃないの)」って言われたくはない。
 なにしろ、ひどい高所恐怖症なのだから、あんまり気が進まないのが本当のとこ
ろなのだ。ただ、そうそうここ天橋立に来られないから、一応行ってみるか、ぐら
いのものだ。

 乗り場は思ったより空いていて、なんとなく列の最後尾に並んでいるうちに、
後ろに客がどんどん増えて、引っ込みがつかなくなってしまう。

「ケーブルカーと、リフトがありますがどちらにしますか?」
 ・・・どちらも好きではない。絞首刑か電気椅子か、って訊かれたようなもの
だ。
「あっ・・・と、ケーブルカーで・・・」
「いまからですと、ケーブルカーはかなり待ちますがいいですか」
 コラァ早くせんかい。後ろに並んだ客がそんなふうにいらついているのが、わか
った。
「じゃあ、リフトで・・・」
 しょうがない。登りなら、なんとかなるだろう。・・・かな。安全ベルトって
あるだろうか。



 下をみず、後ろを振り返らずに、前に座った、小さな女の子を抱いた母親をずっ
と見ていることにした。もちろん両手で鉄のバーを握りギュッと締めていた。下に
金網が張ってあるのがすこし安心だ。
 みんな、まったく平気そうだ。普通のひとはなんでもないんだろうな。こんな
ちゃちだが安全そうなリフトを怖がるわたしは異常に臆病なのだろうか。



 天橋立である。天気がいまいちなのが残念だが。





 簡単に言えば、神が地上から天に通うはしごが、昼寝しているうちに倒れてしま
った、とか。
 たしかに、ここで観た記憶があるな。とすると、そのころは高所恐怖症ではなか
ったのだ。



 股覗きした、天橋立である。



 帰りはケーブルカーに、駆け込みセーフで間に合った。帰りにリフトなど空恐ろ
しい。



 ケーブルカーの強化プラスチック窓ごしの天橋立である。



  →「天橋立(1)京都・宮津」の記事はこちら

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