温泉クンの旅日記

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東海道五十三次(9)

2008-07-30 | 街道を歩く
  <東海道五十三次(9)>

(9) 吉原~蒲原

 東海道は今年の2月から歩き始めた。
「そんなもの、すぐにイヤになってやめてしまうさ!」 
 そんな周囲の冷ややかな予想にもめげず、とりあえず挫折はしていない。
「オレもやってみようかな。でも、ひとりではつまらなくていやだな」
 そういうひとも身近に何人かいた。奥さんに、一緒に歩こうといって、にべも
なく断られたそうだ。あたりまえである。疲れるし、だいいちひどく日焼けする。
ふつうの女性ならいやがるに決まっているのだ。

 わたしは、もともと、群れるのが嫌いである。ひとりで歩くのは性にあっている
のだ。
 それでも、この暑さはいかんともしがたいものがある。
 秋風が立つまで、無理をせずにすこし休むことに決めた。


15.吉原~蒲原 6月28日 2時間50分 17,427歩 12キロ

 わたしは東海道を歩くにあたって、ガイドブックも地図もなんにも買っていな
い。むろん下調べもあまりしていない。
 ただただ適当に国道1号線を歩いてきたのだ。
 それもどうやら限界がきた。道が分かりづらい。そろそろ、地図かなにか持ち歩
かねばいけないようだ。

 吉原からは、同好の士がぐっと増えたのだが、いつのまにか見失ってしまった。
「餃子の王将」があったので、途中で昼食。もちろん餃子と、悩んだすえ梅味の
ラーメンを頼んだ。じつは餃子の王将で食べるのは初めてなのだ。
 安かったが、期待はずれ。

 ふたたび歩き始めて、
(なんか、迷ったかな。同好の士もまったく見えないし・・・)



 左折して、しばらく歩くと新富士の駅に出た。
 そのまま進むと1号線にでたので、気をとりなおして気合をいれて歩く。



 富士川を渡る。





 なんとも広い河原である。



 これが、めげるほど長い橋である。
 橋を歩き始めて、対岸のここまで着くのに早足で20分かかった。
 今日はジーンズで来たのだが、それが大量の汗を吸ってやたら重くなっている。
ジーンズは、夏場のウォーキングには向いていないのがわかった。



 ここでまた道を見失ってしまう。



 歩いているひとに訊いて、ようやくなんとか新蒲原駅に到着。



 駅前になぜか、「さくら丸」という船がかざってあった。
 立て札によれば、明治27年にさくらえびが偶然発見され、漁がはじまって平成
6年で百年目を迎えた記念のモニュメントだそうである。
 疲れきった。
 

  累計:15宿(次) 日本橋より37里(150キロ) 所要日数:13日
  所要時間:37時間45分 
  歩数:236,765歩 実際に歩いた距離165キロ 
  交通費:15,190円(戸塚までは通勤定期を使用)
  宿泊費:0円


   → 東海道五十三次(8)の記事はこちら


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