温泉クンの旅日記

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東尋坊 福井・三国町

2008-07-27 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <東尋坊 福井・三国町> 

 天橋立を早足で観光すると、福井方面に向けて出発した。
 途中、「三方五湖」に立ち寄ったのだが、一番上の絶景が観られる展望台のとこ
ろへ登る道が大渋滞をおこしており、あきらめて下の展望台のところから観ること
に。





 三方五湖・・・というより、三方三湖、絶景から三割引ぐらいである。



 前回来たときに観た一番上からの息を呑むような絶景がいまだに記憶に鮮やかだ
から、かなり不満足だ。

(待ってろよ、三方五湖・・・また来るからな)
 そう、気をとりなおして、一路東尋坊を目指した。



 いまでこそ東尋坊と香林坊の違いがわかるが、旅を始めるまではどちらも盛り場
だろうと思っていた。
 と、それはなんでも言いすぎか。二時間ドラマで、ここは事件現場になったりし
てしょっちゅう使われているものな。

 それにしても「東尋坊」が断崖絶壁とはその字づらからはイメージしにくいもの
がある。
 三国町のホームページにあった次のような逸話を読んで、ようやく腑に落ちた。



  『時は寿永、民に巨悪の限りをつくした東尋坊という名の怪力の悪僧。在所の
   美しい姫君に心を奪われた東尋坊は、恋敵である真柄覚念という僧と激しく
   いがみ合ったとされる。ある時、岩場の上で酒宴を催した真柄覚念は、すき
   を見て東尋坊を断崖絶壁から突き落とした。天候はにわかに崩れ、雷と暴風
   雨が四十九日続いたそうな。毎年命日にあたる四月五日は、東尋坊の怨霊が
   大波と化し、岩壁を激しく打ち殴り続けたとか』



 それほど高そうに見えないが、先端に行って下を見るとえぐれるような絶壁で
ある。



 高所恐怖症であるわたしは、腹ばいになって、恐る恐る覗き込むのだ。それで
も、この断崖はけっこう怖いものがある。立ったまま覗き込んだりしたら、頭の重
みで「ぅわあ~っ!」とそのまま吸い込まれるように落下しそうである。
 ジツに格好悪いこと夥しいのだが、ひとり旅だから気にしない。



 若いカップルなどは、ミュールなどをはいて彼氏と腕組んで、命知らずにも立っ
たまま覗き込んでいる。



 崖の下からは遊覧船も出ていた。



   →「天橋立(1) 京都・宮津」の記事はこちら

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