花見帰りの電車の中で

玄関に飾られた桜は先日の船岡に花見に行った帰りにもらった。

土曜日、船岡からの電車はほどよく混んで席はなかった。
おばさんが乗ってきたのを見て若者４人がさっと席を立った。
髪型、顔立ちから韓国系の若者だと思う。
そこへ真っ先に座ったのは近くにいた日本人の２０代女性２人。

座れない私を見て、その後ろの席の男性が席を譲ってくれた。
私も席を譲られる歳になったのか・・・
（この会では私がいちばん若いのだ）
申し訳ないと思いながらもお礼を言って座った。

その譲られた席で隣に座ってった女性がこの花を持っていた。
先日花見山へ行った時に無料で配っていた桜を私も見た。
欲しかったがこの後に寄る所があったのでもらわなかった。



「花見山にいってらしたのですか？」と話しかけた。
彼女は花見山を見たあと、一目千本桜を見たくて福島から電車に乗ったとか。
この後仙台を見て青森まで帰るのでこの花をもらって下さいとおっしゃる。
「花見山でつい頂いたのはいいのですが、捨てるにすてられなくて・・・」





喜んで頂いてきたのはたぶんトウカイザクラ（かな？）
桜は少し元気がなかったが家に帰り水揚げをした。
切るのがもったいなくて一箇所鋏をいれただけで花瓶に挿す。


淡いピンクの小ぶりな桜をを見てると、うれしくてあったかな気持ちになる良い一日を思い出す。