東鳴子温泉から橋を渡った川向こうにある温泉。
紅せん前を右に進み、久田旅館を通り過ぎてしばらくして左折。
ちょっとわかりづらい高台にある。
この宿だけ「新鳴子温泉」と呼ばれている。
何故か、鳴子温泉のHPにも出てこない。
温泉本にもあまり載っていない。
「まつばら山荘」の看板のどこにも「温泉」という文字はない。
本当に温泉なのか、な?
感じのいい女将さんに500円渡して入浴。
1人いた先客さんが上がって出るところであった。
ラッキー。
清潔で簡素な脱衣室と洗面台。
床、浴槽とも全て木でできている。
10人以上入れる広くて浅めのお風呂である。
窓側にあるお湯の投入口からは勢いよくドバドバ。
手前のこのボコボコ、
何だこりゃ???
手をやると何ともすごい勢いだ。
このボコボコのおかげで浴室内は絶えずうるさく、
お湯は波うっている。
お湯の色は濃い焦げ茶色。
ちょうど馬場温泉湯小屋の湯や中鉢温泉と同じ色だ。
細かい湯の花が舞っているのが見える。
ツルツルするやわらかなお湯である。
アブラ臭がプ~ンとただよう。
温度は43度くらいの熱めの適温。
こんな所にこんな良いお湯があったのだ!!!
と、1人悦にいる。
良いお湯なのだがこのボコボコは不要。
落ち着かない。
スノコ状の洗い場にはカラン・シャワーが3カ所。
シャンプー類完備。
お湯はヒタヒタと掛け流し。
脱衣室の2枚の温泉成分表。
どうやら2つの源泉があるようだ。
純重曹泉と単純泉。
温泉の成分表の横にお湯使いの掲示が。
「温泉の温度を保つため循環装置使用。但し、温泉100%の掛け流し」
あのボコボコが循環装置でお湯は源泉掛け流しということか。
浴室を出た所にあるお水。
「まつばら源泉水」として売られているミネラルウオーター。
温泉水から作るお水で宮城県優良県産品推奨品に指定されている。
自由に飲めるようコップが用意されている。
まろやかな美味しいお水であった。
久田源泉NO4
ナトリウム-炭酸水素塩泉
60℃ pH記載無し
まつばら源泉
アルカリ性単純泉
47℃ pH8.0
波打ってうるさいのはチョトだけど
ツルツルのいい温泉が人知れずあるなんていい温泉地だ~
連休だというのに貸し切りで利用できてラッキーでしたよ。
個人的には循環でも十分いい湯だと思いますがね・・・
お風呂場全体も木造りですしね
せっかくの木造りなのにね。。。