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八甲田で一番秘湯らしさを残している温泉だと思う。
小雨降る土曜日、車を止めるスペースがないくらい混んでいた。
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とてもりっぱとはいえないたたずまいの宿である。
お風呂は混浴と女性専用があり、女性用に入る。
素朴で狭い脱衣室は空の籠を探すほど人が多い。
木の浴槽は二つあり真ん中を衝立のようなもので仕切ってある。
入浴の方法が壁に掲げられていた。
奥の温いお湯で30分くらい入った後、熱いお湯に入るといいらしい。
そのせいか、ぬるいお湯は人がいっぱいである。
温い浴槽は水色っぽく薄い白濁の透明感あるお湯で38度くらいだと思う。
みんな、浴槽にもたれだまって静かに入っている。
すでに、もたれる場所がないくらいの混みようである。
熱いお湯の方がやや白濁で硫黄の匂いがする。
四角いお風呂には湯の投入口がない。
もしや、ここも下から沸いてくるのだろうかと湯をじっと見る。
いっこうにプクプクしない。
そういえば、温泉の本に「底から湯が湧き出す」と書いてあったような気がする。
残念ながら確認できなかった。
浴槽の下の方に手をやると隙間がありそこが熱くなっていた。
お湯はその隙間から出ているのだと思う。
お風呂の真ん中あたりの壁際に飲み水が出ていて美味しかった。
この女性風呂から混浴に通じる入口があったが行く人は見かけなかった。
鄙びたという言葉がぴったりの温泉である。
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お風呂上りに食堂を兼ねた無料休憩所で休む。
表で焼いていた岩魚の塩焼きを買い求めて食べる。
塩加減も焼き加減もいい美味しい岩魚であった。
一匹500円也。
それにしても人の多いお風呂だった。
入浴料300円はこの辺りでいちばんお安い。
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秘湯谷地も今や大根洗い(失礼
私はいつも平日なので、どこへ行っても閑散としていますよ
でも、鶴の湯だけは混んでる。
次は蔦温泉ですか?
楽しみ、楽しみ。ボコッ!
いやぁ~こっちが照れましたヨ(^○^)
川魚は苦手なのですが岩魚は大好き、美味しかったですよ。
さて、次は・・・お楽しみに。
蔦はもうチョット後で。
女性風呂のぬるい方は超満員ですからね。
念願の宿泊でやっと夜になって混浴に入りましたが、浴槽の底はスノコになっていて、そのすき間から源泉が湧き出していました。
あの昔ながらのヒノキ造りの浴室の雰囲気、大好きです。
夜、真っ白い、テンを見ました。
混浴の湯船がスノコになっているのですね。
女性風呂ではそれを確認できませんでしたから。