陰の湯
私が一番気に入ったのがこのお風呂である。
この宿はエレベーターがないので4階の貸し切り風呂までは階段だ。
階段を上がって、廊下を歩き、また階段を・・・ってな具合。
「アラッ、ここは4階だっけ?いや、3階かな?」
途中で自分が何階にいるのかわからなくなる。
やっと見つけたお風呂は4階廊下の突き当たり。
左に「陽の湯」、右側に「陰の湯」が名廉でいる。
先ずは左のお風呂を見学、写真だけ撮って右のお風呂へ。
その時左の「陽の湯」へおばちゃんが入って行った。
石造りの浴槽は底に小さな石が敷き詰められている。
2人くらいは入れるかもしれないが1人がベスト。
やや深めの落ち着くお風呂である。
とってもきれいなお湯が静かに掛け流しされている。
こげ茶色のような赤っぽい透明のお湯。
白っぽい湯の花がいっぱい舞っている。
湯温もちょうどいい私好みの熱さ、43℃くらいだろうか。
やさしいお湯だ。
窓を開けると冷たい空気が入ってきて気持ちが良い。
時折、風にのって雪が舞い込む。
こうしているとどれだけでも入っていられる。
洗い場は1カ所。
シャンプー、ソープ類完備。
浴室の角にはお湯をかき混ぜるため?なのかボートのオールが1つ。
このお湯が気に入ってしまい長湯しすぎた。
まだ、入っていない他のお風呂に入る時間が無くなる。
居心地が良すぎるのだ。
さて、この「陰の湯」を堪能して1階に下りるのに何度も迷ってしまった。
誰かに聞こうにも人がいない。
自炊らしき部屋を見ながら廊下を突き当たり、あっちに行ったり戻ったりとやっと階段を下りてフロントにたどり着く。
こういう建物の中では方向音痴の私である。
大沼の湯1号2号3号混合泉
ナトリウム-炭酸水素塩泉
62℃ pH7.0
女性用の湯でしたね。
温泉ホテルの殆どは、男性よりも女性の方が恵まれていることを実感しています。
全部に入ってもいいのですか?
残念でしたね。
良いお風呂でしたよ~。
1日では回りきれません