『タチ』
2016-02-08 | 日記
朝、タチが外でワンワン!とけたたましく吠え始める。
お隣のハルユキさんが愛犬(とら)とお散歩の時間だ。
姿が見える前から、国道に向かって出迎えるように真っすぐに立ち、しっぽをパタパタ振る。
いよいよ栗の木の辺りにハルユキさんの姿が見えれば、後ずさりしながらも吠える。
ハルユキさんはタチに一言二言声を掛けてくれたりしながら、うちの前を通り過ぎていく。
最近、タチの様子を観察していたら、以前とは何か違うような気がしてきた。
数年前なら、ダンやターマに交じって番犬としての役割を果さんと果敢な吠え方をしていた。
だから、ご近所の人たちのお散歩時間帯は気が引けて「こらーー!」と叱った。
去年、タチにとっては目の上のたんこぶ的存在だった老犬ターマが逝って、
とうとう大かぶの番犬はタチだけになり、寂しいようでもあるが、伸び伸びとして人(犬)相まで明るく変わった。
絶対入れてもらえなかった土間空間のストーブのそばで ウトウト出来たりもする。天国だ。
しかし、ハルユキさんに連れられて来る「とら」に対する最近のタチの吠え方はどう見ても『アソボウ!!』だ。
「とら」もまんざらでもない風に何度も振り返ってはタチと何やら情報交換しているようにも見える。
『オマエ、キョウナニクッタ?』 『クズマイ飯』『オレ、カリカリ』 『ヘ?カリカリッテ何?』 『カリカリシラネエノカ?』
『。。。。』 『ウンマイゼー!』 『クズマイモ ウマイケドリンゴノ皮ガ入ッタリスル・・デザート別盛ニシテホシイ』
『ワカンネーンダナ奥サン』 『ワンワン!マタ明日ナ!』 タチの尻尾が満足そうにピンと上に向いて大きく振られる。
それを、遠くで見ながら、なんとなく胸がキュンとなる。 いままでどれだけ先輩たちに気を使って生きてきたかしれない。
毎食ご飯を横取りされ、夫や私に甘えたりすれば、すぐさまターマがやきもちを焼いて妨害に来る。
夜中にキツネや鹿が畑に近づけば一番若いタチが、真っ先に牽制隊としての任務を背負い全力疾走で追い払う。
今、犬同士の重圧はない。それでも犬だから犬として犬の仲間との時間が待ち遠しいタチ。愛おしい。
ヒトも、ヒトゆえに、ヒトとして、ヒトとの縁を求めて今を生きようとする。おんなじだな、犬と。。。。。愛おしい。
お隣のハルユキさんが愛犬(とら)とお散歩の時間だ。
姿が見える前から、国道に向かって出迎えるように真っすぐに立ち、しっぽをパタパタ振る。
いよいよ栗の木の辺りにハルユキさんの姿が見えれば、後ずさりしながらも吠える。
ハルユキさんはタチに一言二言声を掛けてくれたりしながら、うちの前を通り過ぎていく。
最近、タチの様子を観察していたら、以前とは何か違うような気がしてきた。
数年前なら、ダンやターマに交じって番犬としての役割を果さんと果敢な吠え方をしていた。
だから、ご近所の人たちのお散歩時間帯は気が引けて「こらーー!」と叱った。
去年、タチにとっては目の上のたんこぶ的存在だった老犬ターマが逝って、
とうとう大かぶの番犬はタチだけになり、寂しいようでもあるが、伸び伸びとして人(犬)相まで明るく変わった。
絶対入れてもらえなかった土間空間のストーブのそばで ウトウト出来たりもする。天国だ。
しかし、ハルユキさんに連れられて来る「とら」に対する最近のタチの吠え方はどう見ても『アソボウ!!』だ。
「とら」もまんざらでもない風に何度も振り返ってはタチと何やら情報交換しているようにも見える。
『オマエ、キョウナニクッタ?』 『クズマイ飯』『オレ、カリカリ』 『ヘ?カリカリッテ何?』 『カリカリシラネエノカ?』
『。。。。』 『ウンマイゼー!』 『クズマイモ ウマイケドリンゴノ皮ガ入ッタリスル・・デザート別盛ニシテホシイ』
『ワカンネーンダナ奥サン』 『ワンワン!マタ明日ナ!』 タチの尻尾が満足そうにピンと上に向いて大きく振られる。
それを、遠くで見ながら、なんとなく胸がキュンとなる。 いままでどれだけ先輩たちに気を使って生きてきたかしれない。
毎食ご飯を横取りされ、夫や私に甘えたりすれば、すぐさまターマがやきもちを焼いて妨害に来る。
夜中にキツネや鹿が畑に近づけば一番若いタチが、真っ先に牽制隊としての任務を背負い全力疾走で追い払う。
今、犬同士の重圧はない。それでも犬だから犬として犬の仲間との時間が待ち遠しいタチ。愛おしい。
ヒトも、ヒトゆえに、ヒトとして、ヒトとの縁を求めて今を生きようとする。おんなじだな、犬と。。。。。愛おしい。