大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

『日めくり』

2016-02-22 | 日記
 昔ながらの日めくりカレンダーを柱時計の下にぶら下げて使っている。
若い時は半分インテリア感覚で使っていたから、捲るのを何日も忘れたりした。
しかし、今年は必ず朝一枚めくり、今日が何日の何曜日かを確認するようになった。
ずっと夫がやっていた仕入先への発注業務を 自分が任されることとなり、
今迄のように、今日が何時なのかが分からなくても支障ない、という訳にいかなくなったのだ。
品物の在庫を把握し、足りないものを品質を損なわずに販売できる量を予想し、
高知・愛媛・大分の仕入先にはいつまでに、道内の仕入先にはいつまで、、と
夫が書いた発注の手引き書を何度も見ながら、長期間未使用の脳をフル回転させる。
毎晩遅くまでパソコンの前で頭ひねっていた夫を(段取り悪!)と腹で笑っていたら
笑われる番が来た。朝から夜遅くまで何度も同じ所を確認してみたり、ほんとにFAX届いてるかな?・・
と発信履歴のチエックをしてみたり、、、いやはや、還暦迎える年に脳改造か?!
ふと、日めくりに目をやる。 大きく印刷された今日の日付の下の、小さな文字が目に飛び込んできた。
『”容易な道を選んではならぬ 近道を抜けてはならぬ”有島武郎 1828~1923 明治・大正期の小説家』
 日めくりを見ているつもりが、日めくりに腹の中見られてた・・・・