大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

世界の縮図は内にあり

2015-10-09 | 食生活
不安定な天候を見計らいつつ、稲刈り作業が進む。
刈った稲を乾燥機に運び乾燥させながら 更に刈っては別な貯蔵タンクにどんどん運ぶ。
ななつぼし、ゆめぴりか 種類別に淡々と黙々と刈って運んで乾かして、、、、
天候や各々の機械の調子などがぴたりと足並みそろえば もっと効率よく進むのだろうが
あっちが詰まったり、こっちが開かなくなったり、どっちがなんじゃらかんじゃら。。等々
今年の今の今を精一杯やりくりしながらの作業は余計なこと考える暇はない。
だから、なにがどうなっても「すべてよし・生きてるだけで丸儲け」と受け止めるだけだ。
大きな機械が仕事をすると人の手は最小限となり、一連の様々な作業は夫一人で足りる。
妻は昼の握り飯を運び、床の掃除やらをちょっとやる程度。
その夫を観察していると、小さな体で、大きな機械やホースやタンクと全身のありったけで戯れて
喜々として遊ぶ子供のように見える。夜、あっちが痛いこっちが痛いとぼやくが精神は疲れ知らずだ。
自分の好きなように好きなだけ好きなことをして生きているように見える。  
山崎さんもそんな風に生きていたな、、、と思う。 まったく、男という生き物は、、、、、
女の自分は自分の巣に集う家族のための衣食住の遣り繰りに果てしなく面白さを見出す生き物だから
他人の巣のことは各々にお任せ。自分の巣を心地よく維持することに毎日大忙し。
必死になって他人の分まで米作らなくたって、それぞれの巣で自給してブツブツコーカンすればいいっしょ
と言うのが持論だ。 じっさい此処での暮らしはそんなことだらけだし。本気でやればモデル地域間違いなし。
だから、景気やTPPや行政や国やアメリカが中国がというニュースに興味もなく。。。申し訳ないほどだ。
しかし、今年の夫を観ていたら、謎が解けた。
男の特性は、自分より大きく見えるものに思い切り挑戦してみたいのだ。常に。
そこに、旗振りながら正論かざし、うっかり介入すれば内戦は免れまい。 
ましてや反対する存在が大きければ大きいほど燃える。勝ちに行く。どんな手段を用いても。

そういう自分も編んでるものに「あーだjこーだ」などと言われたら、どう出るか分かるものではありません。。

世界の縮図をわが家に見る。 

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