大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

春爛漫・おいしい!

2019-05-20 | 食生活
日差しも強くなり、庭はあっという間に草の海だ。
つい先日、家の前の木のてっぺんの枝にテイッシュペーパーが2枚、
風に飛ばされて引っかかっている、、、と思い近寄ると、こぶしの花だった。
数年前から突然ぐんぐん大きくなりだし何者かわからなかったが、こぶしか。。
今朝、二階の窓から外を見ると、15年もうんともすんとも無かったプルーンが
白い花を咲かせていた。花も咲かせず、当然実も付かないプルーンを
ハウスの横で邪魔になるから(切るか・・)と腹の中で算段していたら。。。。
今までこの時期は忙しくて、ただ見ていなかっただけかもしれない、と思った
春先、ヤギの母さんに葉をかじられたチューリップも健気に赤い花を咲かせた。
あの木も、この草も、そちらの花も、、、、その時をじっと待ち、(今だ!)とばかりに時を捉えて命を燃やす。
そんな姿見せられると、こちらの都合で切ったりするのもちょっと恥ずかしくなる。。が、切るときは切る。
先週は快晴の中、老若男女20数名大きなかぶに集い、山菜目指し長官山に分け入る計画。
が、案内役の平山さんが「体調良くないから山は歩けない」となり、予定はすぐに変更され、
目の前の大かぶの畑で手軽にヨモギや蕗をとることになる。川を飛び越え山肌に伸びているアイヌネギ
もたくさん採れたようだ。平山さんならもみじや山ぶどうの新芽など珍しいものを教えてくれるので、
これから何が起きても、「周りを見渡せば食べるものだらけ」という体験をしてほしかったけれど、次回に。
天ぷら三昧というので、錆錆の年季の入ったカセットコンロを2つと小さな揚げ鍋を2つ用意したが
この人数なら間に合わない。倉庫をゴソゴソしたら、業務用のガスコンロと立派な鉄の天ぷら鍋が出てきた。
一体、いつ、どこから来たのか思い出せないが 鉄くずやに渡さなくてよかった。
この企画を積極的に進めてくれた島牧村の村おこし協力隊の若者平岡君が前日に持ってきてくれた
島牧村のアスパラ、タケノコ、クレソン、ホッケなどなどを料理名人でもある平山さんが参加者の女性陣と
手際よく、次つぎに天ぷらにしてくれる。島牧の海水を新月に汲んでつくったという塩をつけて頬張る。
2003年から7年続いた月一回の日曜喫茶以来、9年ぶりの大賑わいの大きなかぶ。
年をとり、大勢の人の中にいるのは気が疲れるので一切遠ざかっていたが、意外に楽しかった。
自分は裏方で、ご飯を炊いたりクレソンのサラダやタケノコの煮物や魚を焼いたりだったが、
大皿があっという間に空っぽになって戻ってくると心が弾んだ。
「美味しかった」という言葉を聞くと元気が湧いてくる。「美味しい」は魔法の言葉だ。


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