大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

充電

2018-03-11 | 日記
大雨が降り、道内各地にさまざまな警報が発令された金曜日、
極楽トンボの大きなかぶは一家総出で帯広に向かう。
夜6時からの木村秋則さんの話を聴くために、昼過ぎに長沼を出発。
案の定高速は閉鎖。あちらのう回路こちらのう回路も通行止め。
解除を待つ大型トラックの列に並ぶこと1時間、開通した迂回路を行く。
所々の洪水や悪路をレーサー気取りの夫の運転でジャスト会場到着。
正月に読んだ”リンゴの花が咲いたあと”で癌の手術をされたと知り
ひと目木村さんに会いたいと思う気持ちが出不精の自分を押し出す。
今年からいよいよ斎藤圭太(28)が大きなかぶの田んぼを新規就農者として経営してゆく。
夫は山崎さんから引き継いだ時から、ここを護り繫いでくれる存在を探してきた。
出会って4年。世間の常識を逸脱した大きなかぶに愛想尽かさず、よくここまできてくれましたね。
夫は不器用なのか、それとも頭の病か自分の思っていることを相手に伝わるように伝えられない。
「右」と言いながら「左」に行く。朝令暮改は当たり前。妻は慣れているが、、、、、
「圭太にサトシは難解すぎる。もっとまともなオヤカタのところに行きなさい」 何かあるたび何度も忠告したのに。。。
どうなっても天の計らいだ、と執着はしなかったが、、こうなった。天がきめたのだ。
こうなることが当前の夫は嬉しさを隠しきれない。 その圭太に木村さんの話を聴かせたい一心なのだ。
日本中、世界中の志を同じくする多くの先輩や同志との交流は心の点滴、命綱。
家族の幸福を願って台所に立つ人の伴奏者として、命の宿った米や野菜の世話をし、台所に届ける。
その仕事を喜びとして日々手足を動かし頭を使い、心を奮わす人のことばを全身に浴びた。
大雨の爪痕、通行止めも雪崩も洪水も一っ跳び。帯広で愛と勇気を充電した。
今年一年、三人が各々の持ち味そのままで、調和の毎日でありますように。。。

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