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スイス⑤
「母さん、週末2泊でサンモリッツの雪上競馬見に行かない?」日常の暮らしをひとまず満喫した頃誘いを受けた。
スイスの地図を時計にたとえて4時の辺りにあるサンモリッツ。高速道路を使って車で3、4時間というから、
長沼からだと釧路まで行くか行かないか、、ってかんじなのかな。。。。地図のすぐ下はイタリアだ。
凍った湖にコースをつくって競馬をするという、年に一度のお祭り。標高が1856Mとあるから寒そうだ。
せっかく寒い北海道を逃れてきたから雪も見たくないし、競馬には興味ない。車で4時間も疲れそう。。。。。
が、「母ちゃん留守番してる」と言ったときの娘のがっがりした顔を見たら、「イクイク!」と気持ちがひっくり返る。
この祭りはスイス中の大金持ちが毛皮を着て観戦にくるのだとガイドブックにあり、ではそれを拝見と一応目的を持つ。
サンモリッツから10分ほど離れた小さな町の石造りのホテルは1914年生まれの100歳。なのに、まだまだお嬢さんって感じ。
娘たちとは別の一人の部屋で、朝5時ごろ目が覚めテレビをつけたらドイツ語で日本のハイジを放送していた。
オリンピック中なのに、スイスのテレビ局は国民をオリンピックに釘付けないような素っ気なさで、自分のオリンピック熱も上がらず。
小さな教会の屋根に大きな鐘がぶらさがっていてそれが朝グァラ~ングァラ~ンといつまでも鳴り響く。日本なら騒音扱いレベル。
町の周りは3000M級の山々が青い空に向かって真っ白にそびえて連なり、石造りの町がその山裾を飾り支えて調和している。
直ぐ近くの2456Mの山へ行く登山電車に乗り込むと、老若男女小さな子供も皆、そりを持っている。スキーじゃなくてソリなのか。。
10分ほどかかって到着した山頂に太陽光発電装置を備えた立派なホテルがあり、そのテラスで皆ビールを飲んでいる。
2456Mで冷たいビールなんかとんでもない、と思ったら日差しが強くてだんだん暑くなり、冷たい物が飲みたくなってきて、なるほど。。。
ふもとまでそりのコースが整備され、みなキャーキャー叫びながら滑り降りるのを、おしっこちびる位ゲラゲラ笑いながら観る。
結構急なコースを小さな子どもまで、ひっくりかえりながら下りていくのを見ていたらやってみたくなる。が、止める。
夜、食事するために外に出たらさすがに寒く、正月明けに行った帯広の凍りつくような寒さを思い出した。
翌日は正午開会の競馬場にバスで行く。ホテルにもバス停にもいたいた!毛皮の人!さすがに着こなしが決まっていて、みとれる。
会場には、もっといるいる!毛皮の人、人。 ウサギなのかキツネなのか熊なのか、ミンクなら何匹使ってるのか$$という目で見る。
ロングコートに身を包んだ人たちの手には必ず愛犬のリードが握られ、様々な種類の犬たちと毛皮の人々はセットのようだ。
そして、それに報道カメラマンが集中し、人々の視線が集中しているのを毛皮の人々はきちんと受け止めて応えているのだった。
これが、サンモリッツ雪上競馬の見所だとしたら、市長から国中のお金持ちに、毛皮着用参加依頼状が届けられるのかどうなのか。。。
毛皮の彼らは競馬にはさほど関心ない人も多く、皆広場のパラソルの下でワインやビールを飲みながら談笑していた。
娘と婿さんは、前日から本気で競馬新聞みて的を絞り込み、馬券売り場の英語が分からないドイツ語のおじさんと四苦八苦しながら
手堅く本命買いで大枚一万円相当をつぎこんだ結果、娘は600円戻り。婿さんは一万円戻り、結局チャラだが二人はルンルンだった。
サンモリッツから戻る道路は渋滞で裏道を探していると女性の声のナビがUターンUターンと本来の渋滞道に誘導する。
それを無視して進んでいたら、突然ナビが新しい道に案内してきた。「おお!!その手があったか!」とそれに従う。
要するに、ちょうど釧路から長沼に帰る38、274が渋滞だから、網走経由で旭川方面からのルートに変更したのだ。
そのルートはカートレインがあり、峠越えを鉄道でする。車に乗ったまま順番に前から詰めて乗り、いっぱいになったら出発。
係員がいるが、注意事項とか何も言わない。アナウンスもない。これで落ちないのか、チェックしてくれてるのか?などと思う。
日本にいたら至れり尽くせりにどっぷりつかって、さらに何かあれば相手が言ってくれないから、、なんて思ってるな。。。。
高い山のお腹をくぐって、3人とも大満足。 いや~~~楽しかったな。 カートレイン、目からうろこの発想だった。
夜9時過ぎに家に着き、娘がキッチンの白い大きな扉を開けてインスタントラーメンを出し、3人でハフハフ食べて寝た。
楽しいと、なんでも楽しいんだな、、、
「母さん、週末2泊でサンモリッツの雪上競馬見に行かない?」日常の暮らしをひとまず満喫した頃誘いを受けた。
スイスの地図を時計にたとえて4時の辺りにあるサンモリッツ。高速道路を使って車で3、4時間というから、
長沼からだと釧路まで行くか行かないか、、ってかんじなのかな。。。。地図のすぐ下はイタリアだ。
凍った湖にコースをつくって競馬をするという、年に一度のお祭り。標高が1856Mとあるから寒そうだ。
せっかく寒い北海道を逃れてきたから雪も見たくないし、競馬には興味ない。車で4時間も疲れそう。。。。。
が、「母ちゃん留守番してる」と言ったときの娘のがっがりした顔を見たら、「イクイク!」と気持ちがひっくり返る。
この祭りはスイス中の大金持ちが毛皮を着て観戦にくるのだとガイドブックにあり、ではそれを拝見と一応目的を持つ。
サンモリッツから10分ほど離れた小さな町の石造りのホテルは1914年生まれの100歳。なのに、まだまだお嬢さんって感じ。
娘たちとは別の一人の部屋で、朝5時ごろ目が覚めテレビをつけたらドイツ語で日本のハイジを放送していた。
オリンピック中なのに、スイスのテレビ局は国民をオリンピックに釘付けないような素っ気なさで、自分のオリンピック熱も上がらず。
小さな教会の屋根に大きな鐘がぶらさがっていてそれが朝グァラ~ングァラ~ンといつまでも鳴り響く。日本なら騒音扱いレベル。
町の周りは3000M級の山々が青い空に向かって真っ白にそびえて連なり、石造りの町がその山裾を飾り支えて調和している。
直ぐ近くの2456Mの山へ行く登山電車に乗り込むと、老若男女小さな子供も皆、そりを持っている。スキーじゃなくてソリなのか。。
10分ほどかかって到着した山頂に太陽光発電装置を備えた立派なホテルがあり、そのテラスで皆ビールを飲んでいる。
2456Mで冷たいビールなんかとんでもない、と思ったら日差しが強くてだんだん暑くなり、冷たい物が飲みたくなってきて、なるほど。。。
ふもとまでそりのコースが整備され、みなキャーキャー叫びながら滑り降りるのを、おしっこちびる位ゲラゲラ笑いながら観る。
結構急なコースを小さな子どもまで、ひっくりかえりながら下りていくのを見ていたらやってみたくなる。が、止める。
夜、食事するために外に出たらさすがに寒く、正月明けに行った帯広の凍りつくような寒さを思い出した。
翌日は正午開会の競馬場にバスで行く。ホテルにもバス停にもいたいた!毛皮の人!さすがに着こなしが決まっていて、みとれる。
会場には、もっといるいる!毛皮の人、人。 ウサギなのかキツネなのか熊なのか、ミンクなら何匹使ってるのか$$という目で見る。
ロングコートに身を包んだ人たちの手には必ず愛犬のリードが握られ、様々な種類の犬たちと毛皮の人々はセットのようだ。
そして、それに報道カメラマンが集中し、人々の視線が集中しているのを毛皮の人々はきちんと受け止めて応えているのだった。
これが、サンモリッツ雪上競馬の見所だとしたら、市長から国中のお金持ちに、毛皮着用参加依頼状が届けられるのかどうなのか。。。
毛皮の彼らは競馬にはさほど関心ない人も多く、皆広場のパラソルの下でワインやビールを飲みながら談笑していた。
娘と婿さんは、前日から本気で競馬新聞みて的を絞り込み、馬券売り場の英語が分からないドイツ語のおじさんと四苦八苦しながら
手堅く本命買いで大枚一万円相当をつぎこんだ結果、娘は600円戻り。婿さんは一万円戻り、結局チャラだが二人はルンルンだった。
サンモリッツから戻る道路は渋滞で裏道を探していると女性の声のナビがUターンUターンと本来の渋滞道に誘導する。
それを無視して進んでいたら、突然ナビが新しい道に案内してきた。「おお!!その手があったか!」とそれに従う。
要するに、ちょうど釧路から長沼に帰る38、274が渋滞だから、網走経由で旭川方面からのルートに変更したのだ。
そのルートはカートレインがあり、峠越えを鉄道でする。車に乗ったまま順番に前から詰めて乗り、いっぱいになったら出発。
係員がいるが、注意事項とか何も言わない。アナウンスもない。これで落ちないのか、チェックしてくれてるのか?などと思う。
日本にいたら至れり尽くせりにどっぷりつかって、さらに何かあれば相手が言ってくれないから、、なんて思ってるな。。。。
高い山のお腹をくぐって、3人とも大満足。 いや~~~楽しかったな。 カートレイン、目からうろこの発想だった。
夜9時過ぎに家に着き、娘がキッチンの白い大きな扉を開けてインスタントラーメンを出し、3人でハフハフ食べて寝た。
楽しいと、なんでも楽しいんだな、、、
すっかり、春のチューリッヒ、木蓮が終わり、ミズキに花が着き、八重桜が至る所満開です、、そして、たんぽぽ
湖の向こうに、アルプスが姿を見せていると、背が高く成る気持ちです。州子
春爛漫のチューリッヒの様子が目に浮かぶようです。
どんなにか美しいでしょうね。
帰ってから、まだ一枚も絵を描いていません。
チューリッヒであんなに夢中で描いたのに。。。。