70年目の終戦記念日。各地お盆の墓参りの日でもありました。お参りしますとご先祖様がいらっしゃっての自分―その存在を実感させられます。もし、先の大戦で~~だったならば、今ここにこうしていません。戦前・戦後と、苦労した先人への感謝、二度と戦争を起さない、平和を大切にしてゆく祈りにも思いがこもります。
福岡では日本に帰国された中国残留孤児とその家族により、「中国帰国者之墓」(福岡市西区)への墓参と共に平和祈願祭が開かれました。「1994年に建立された墓には、帰国後に亡くなった残留孤児ら47柱の遺骨が納められている」そうです。木村琴江会長は「幼いころ、飢餓で痩せこけていた命を、中国の養父母が助けてくれたという思いは70年たっても忘れません。戦争に反対し、平和を維持します。お墓の前で誓います」と中国語で話されたそうです。
(下:2015年8月16日西日本新聞「中国残留孤児 平和祈る 墓前で祈願祭 県外の参列者も」より)