昭和20年8月7日の大牟田空襲では多くの犠牲者が出ました。学徒勤労動員先の三井三池染料工業所で亡くなった7人の旧制三池中学校生徒をともらう慰霊の碑が三池高校にあります。70年後の当日、亡くなった学生の同期生が組織した「櫪桜会」による慰霊祭が行われました。毎年行われているそうです。
(2015年8月9日有明新報、河野美緒「三池高校同期生らが慰霊祭 散華した学友に思いをはせる」より)
慰霊祭では黙祷の、代表者のことばのあと、内野三池高校校長があいさつ「この碑の存在は機会あるごとに生徒に伝えていかなければ。2学期の始業式にきょうの出来事を報告しながら、平和や命の大切さを合わせて考えもらおうと思っている。この碑には、これからもずっと平和と命の大切さ、ありがたさを考えさせる存在であってほしい」と話されたそうです。「その後、参列者は白菊を献花し、校歌などを吟って、散華した学友に思いをはせていた。」
~こうした慰霊祭が毎年あっていたことや《学徒勤労戦没学友の碑》を知らない三池高校卒業生も多いと思います。