大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

福島第1原発、19年の現状ルポ

2019年03月11日 05時20分00秒 | 日記
 「福島県の東京電力福島第1原発は11日、東日本大震災に伴う史上最悪レベルの事故から8年を迎える」~2月、日本記者クラブ取材団の現地ルポが新聞に掲載されました。
「水素爆発で壁が崩れ、鉄筋がむき出しになったままの福島第1原発3号機。建屋に近づくにつれて、線量が上がりを滞在は5分に制限された」「水素爆発で鉄骨がねじ曲がったままの福島第1原発1号機の原子炉建屋」「林立する汚染水処理水タンク群。敷地内に埋設できるスペースは、2020年末までに限界を迎える」等など、写真の説明を見るだけでも胸が痛くなる惨状です。「3号機の建屋脇。放射性物質を含む砂ぼこりが舞い上がらないように鉄板を敷き詰め、昨年5月からマスクをなどの軽装備で近寄れるようになったが、3時間もいれば一般人の年間被ばく限度に達する線量ががあり、滞在は5分に制限された」そうです。さらに「プールに残ったままの燃料566体の取りだし」作業の遅れや「1~3号機のデブリは合計880トンという推計もあり、どのように分布しているのかも分かっていない」状況だそうです。「デブリは地下水や冷却水が触れることで汚染水を生むもとになっている」とのことで、汚染水「タンクは7日から10日に1基のペースで増え続けており、既に千基」になってるそうです!「政府が<復興五輪>と掲げる東京五輪は来年に迫るが、放射性物質を大気中にまき散らし、復興の足かせとなってきた福島第1の原子力緊急事態宣言は、11年3月11日発令されたまま解除されていない。」と記事は結ばれています。
(下:2019年3月5日西日本新聞-田篭良太 1面「福島第1消えた<命>の気配 現地ルポ 灰色の風景」2面「林立タンク群先送りの象徴 汚染水10日で1基満杯 デブリ取り出し『長期戦覚悟』」より)