大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「 芋蜜」の甘さ、町から世界へ

2019年03月24日 05時20分40秒 | 日記
 「鹿児島県南九州市の一部、知覧町と頴娃町に古くから伝わる味がある」そうです。それは「サツマイモを煮詰めて作る《芋蜜》」で「地元の人たちは親しみを込めて《あめんどろ》と呼ぶ」そうです。「《芋蜜》の糖度は70で、焼き芋の2倍」、「抗酸化力が高く、便通や疲労回復にも良い」そうです。「《芋蜜》が消滅の危機にさらされた」「10年前のこと」「正しい芋蜜のつくりかたを知る『さいごの後継者』といわれた知覧町の永野エチさん(88)」に「頴娃町の農家、別府大和さん(38)が」「弟子入り」して受け継がれているそうです。更に2013年には「全国各地で食を通じた地域活性化に取り組んでいた加賀谷光生さん(64)と」、「農業法人『唐芋農場』を設立」、糖蜜の全国販売やメーカーとの「協業で芋蜜を使った菓子を続々と売り出している」そうで、「唐芋農場の売上高は1億円ほどに伸び」、「昨年からはフランスへの輸出を始めた」とのことです。
「蜂蜜やメープルシロップはあっても、『和の蜜』は世界にまだない。この地方の片隅で続く芋蜜を、世界に広めていきたい」とのことで、「別府さんの視線は、薩摩から世界をとらえている」と注目されています。~小さい頃、唐芋飴を時々食べてましたが、芋蜜は知りませんでした。頴娃町地域では「よもぎモチに《芋蜜》をつけて食べるのが習わしだった」とのこと~子供の頃の甘い体験が地域活性化の素となってます!
(下:2019年3月2日朝日新聞-佐藤亜季<けいざい+>欄 「守れ伝統の味 芋蜜 地方の片隅から」より )