【ウケユリ】満開

　「鹿児島県・奄美群島の固有種で、絶滅危惧種の【ウケユリ】の真っ白な花が、奄美大島南部で満開を迎えている」そうです。～綺麗なユリの姿が写真で紹介されています。
「見頃は７月初旬頃まで」とのこと。花の命は短い!それにしても受売りと間違えそうな名です。
　【ウケユリ】をネットで見ると、その名は多く産していた請島（うけしま）に由来するそうです。《テッポウユリ》よりもひと回り大きく、笹の葉みたいな葉っぱだそうです。ユリの立ち姿にもいろいろあるようです。《テッポウユリ》の名も気になりますね。
　〜ところで、【ウケユリ】はなんで絶滅危惧種になったのでしょう?
　「奄美大島では盗掘やイノシシの食害で減少し、人が近づけない崖などでしか見られない」状態で、「環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い《１Ａ類》に分類。分布は鹿児島県の諸島のほか奄美大島と徳之島の一部に限られる」そうです。
　〜ゆりの根は美味しいとイノシシも知ってたんですね。
　＊ネットで調べてると『ハカタユリ』というのもありました。「中国の湖北、湖南、四川、雲南省など中南部の山岳部を原産とするユリで、鎌倉時代に宋との貿易で博多にもたらされたからこの名がついた。花弁の花色は黄色から日が経つと白色に変化し芳香がある。」「中国では野百合といわれる。花から香料、球根は食用、薬用」とありました。〜ほー！ここにも日中交流の歴史がありました。漢方薬のユリの根は百合と書いて〈びゃくごう〉と言うそうです。効能は?〜今日はユリの勉強をしました。
（下:２０２２年６月２８日　西日本新聞〈超短波〉欄より）