大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「砂防施設 効率配置へ」

2022年07月06日 05時22分13秒 | 日記
「豪雨で山の土砂が河川に堆積し、泥水が周囲にあふれる〈土砂・洪水氾濫〉の被害を防ぐため、福岡県が国土交通省国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市)と連携し、県独自の対策ガイドラインを策定した」そうです。「2017年7月の九州豪雨を受け、災害時の土砂の流れを予測した上で砂防施設を効果的に配置するのが狙い」だそうで、「全国の都道府県で、初めての取組み」とのことです。
 「ガイドラインでは、大きな被害が出る恐れがある流域を絞り込んだ上で、過去の被害状況や雨量などを基に
、災害時の土砂発生量や河川への堆積量などを予測する計算方法を明記。新設を検討する砂防施設が、流れ出る土砂を受け止められるかどうか、事前に試算することを定めている」そうです。「今後、県内の県土整備事務所や砂防施設の設計を手掛ける業者などとガイドラインを共有し、具体的な防災に役立てる」とのことです。「砂防施設の建設は高い費用が課題で、例えば砂防ダム1基で4億円かかるケースもある」そうで、「福岡県砂防課の担当者は『財源に限りがあるだけに、砂防施設を効果的に配置して被害を最小化させたい』と話」されています。
 〜最近の異常な暑さ、線状降水帯の爆雨、ひょうや雷、山火事発生、山地の乾燥化、都市道路の陥没など見ると、気候温暖化が進んで自然環境もいっそいう悪化していると思います。過去の数値だけで推し量れないところが災害対策の大変なところと思います。災害後に「想定外だった」との責任逃れがないように期待します。
(下:2022年6月30日 西日本新聞-御厨尚陽「砂防施設 効率配置へ 〈土砂・洪水氾濫〉被害など予測 福岡県、全国初の独自指針」より)