「いま絵本を手に 平和願って」

　「ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、平和の思いが込められた絵本を手に取る人が増えている」そうです。
　「雪の森に落ちた手袋の中に、『わたしもいれて』と、さまざまな動物が次々と入っていく。ウクライナ民話の絵本【てぶくろ】は、ロシアによる侵攻が始まって以降、注目を集める絵本の一つ」になってるそうです。
　「子どもの本の専門店『クレヨンハウス』東京店（東京都港区）は、２月末以降、入口のすぐの書棚に、【てぶくろ】や力を合わせてかぶを引き抜くロシアの昔話【おおきなかぶ】そして平和についての絵本を並べている」そうです。
　「子供の本売り場の責任者、鏡鉄平さん（３８）は『絵本を読めば、今起きている戦争が止められるわけではない。けれど、平和について考え、語り合うことで、１０年後、２０年後、もしかしたら戦争のない世界にできるかもしれないし、そうなってほしい』」と話されています。
　（下:２０２２年４月２１日　朝日新聞-松本紗知「いま絵本を手に　平和願って　子どもに世界の出来事を　余白あるから深まる対話」より）