「海の幸に恵まれた玄界灘に面して隣り合う福津市と宗像市で、廃棄食材を活用してアワビやウニといった高級海産物を育てるユニークな取り組みが進んでいる。餌代の節約だけでなく、廃棄食材を焼却する必要がなくなり、二酸化炭素(CO2)の排出を抑え、海水上昇抑制にもつながると」、「〈一石二鳥〉の試みとして、県内外から注目されている」そうです。
廃棄食材って何でしょう?「福津市の中学校の給食でだしなどに使われ、多い月には40キロ以上捨てられてきた昆布」だそうです。〜なるほど!「福津市はこの廃棄昆布を使って漁獲量が減少しているクロアワビの育成を考えた」そうで、「福津市と宗像漁協津屋崎支所が地元県立水産高校に協力を依頼し、アクアライフ科3年の杉山優太さんと畑和緒哉(なおや)さんが卒業前の課題研究として1センチの稚貝2千匹を育成中」だそうです。
「宗像市では2022年度から海藻を食べ尽くし藻場の回復を捕獲して、陸上で食用に育てる産学官の宗像ウニプロジェクトを進めている」そうです。「食用部分が少ないムラサキウニをチェーン店の資さんうどんのだし昆布や合馬観光たけのこ園(北九州市)のタケノコなどいずれも廃棄食材をで育成する、ウニの身入りが多くなるという成果が出た」そうです。「さらに生産性を高めるため、今年1月からは、宗像市が無償で土地と建物を貸与し、陸上養殖を担う高田工業所が同市の鐘崎港近くに開設した閉鎖循環型の実証設備で育成中」だそうです。クロアワビ、ムラサキウニ、、、と広がって、「海産物の産地の福井県坂井市や県内の魚市場からの視察もあるそうです。
「宗像市産業政策課は『〈一石二鳥〉どころか三鳥、四鳥となる可能性を秘めている。福津市の取り組みも刺激になる。豊かな玄界灘になれば』と期待」されてるそうです。
(下2023年12月16日 西日本新聞大窪正一「高級海産物 育成に廃食材 福津のアワビ 昆布で餌代減 宗像のウニ タケノコ与えて身入り増
焼却が不要>>>CO2排出削減効果も」より)
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