横浜田舎物語

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続・ユナイテッドキングダムの思い出

2012-08-04 | 旅行
ロンドン到着から3時間、再びヒースローから今度はブリティッシュ・エアウェイズの小型機です。

当時としては驚きの中年おばさまCA
日本では見たことなかったから驚きました。

1時間半くらいで、エディンバラ空港に到着、すでに外は真っ暗

このあと最終のロンドン以外、宿泊先は行き当たりばったりの現地調達ですので
それはいろいろありました。
こんなこともツアーでは考えられないことのひとつですね。

駅前の公衆電話から娘が宿泊先に電話を入れてます。
話が付いたようで、タクシーで宿泊先に向かうのですが

イギリスでは(ここはスコットランドですが)タクシーを、特にロンドンでは
ブラックキャブといいます。

ドライバーは厳しい試験を通った人しかなれないので、プライドも高い代わりに
安心して乗車できます。

娘が最初にヒースローに着いた時、ホームステイ先までの交通手段に迷いましたが
紹介先から、タクシーが安全と聞かされ腑に落ちないまま利用したところ
とても親切に無事送ってくれたと聞いて見なおしたものです。

大きな荷物は運転席から降りてきてすぐ乗せてくれますし、住所さえちゃんと伝えれば
間違いなく連れて行ってくれます。

これはこの先何度も利用しましたが、どこの土地に行っても変わることはなかったです。

さて、日本を発ってすでに10数時間、疲れと眠気に襲われながら宿泊先に向かいましたが
これがこの国では当たり前のB&B

ベッド&ブレックファーストの略です。

日本語で言ったら、”1泊朝食付き民宿”というところですね。

どこの町にもあります。

必ず泊れます。  いろいろですが  

支払いは大体チェックアウト後でしたが、中にはインの時もあります。
そこで、お金です。

当時英ポンドは換金できるところが限られてましたが、横浜駅西口の当時東京銀行で換金、
ここは娘に送金するための口座に繋がっている銀行でしたので
もう何度も足を運んだところです。

異国の地ではアルバイトもできませんから、すべて親からの送金で生活するわけですが
どれくらい送っていたか?忘れました。
でも、たいへんでした

あまり現金を持って行くのが嫌だったので、この旅行のために、とりあえず20万振り込んでおきました。

現金は確か5万もなかったかも、それも、ロンドン~エディンバラのチケット2人分と
ちょっとした買い物に使ってしまって、残りはほんのわずか

あちらはどんな夜中でも小さなATMが町中にあるんですね。

そこで、B&B近くで引き出すよう娘に言いました。
ところが・・残高が無いという・・・

はあああ~

旅が始まったばかりだというのにお金がなくてどうするの?

いきなりパンチ ガーンです。

その夜は旅の楽しみより、今後の過ごし方というか、それよりなぜ残高が無いのか
そちらが気になって・・・これがまたまさかの展開だったのですが

翌日、エディンバラ城や、旧市街、等々観光しながら、途中、銀行に行って残高確認をさせました。

すると・・入金もあったけど、それを引き出したこともわかって
引き出したって、誰が?
きまってますよ、娘しかいないじゃないですか?

よくよく聞いてみると、私が渡英する少し前、中学校時代の友人が2人、
日本から遊びに来たらしい

その二人と旅行するためのお金がいる・・口座を見たら・・入ってる

ワ~~イって思ったかどうかは知らないけど、ラッキー とばかり
使ってしまったかもって

「使ってしまったかもじゃないでしょ どうするのよ

夫に連絡して送金を頼もうかと思いました。でもそんなこと口が裂けても言えない

手元には1万円もなかったのです。

1泊目のB&Bの代金はなんとか支払えました。

こんな娘にするためにこんなところまで送りだしたわけじゃないわ
イライラしながらもなんとかしなければと冷静に考えてみる

よし!こうなったらカード払いでしのぐしかない

幸い、国内の移動は鉄道でと考えてブリッド・レイルパスを2人分購入してあったのです。

これは期間限定のフリーパスで、列車で移動にはたいへん便利でお得なパスです。

ほんとにこれがあったおかげです。

あとはすべてカード払い  その後のB&Bはすべてカード払い可能かどうか、から
探す羽目になりました。

ロンドンに入ってから地下鉄を利用しましたが、確かバスと地下鉄が利用できるカードがあったような
それすらカードで買うことに

大体どこでもカードが使えたので助かりましたが、唯一使えなかったのはマクドナルド
今でこそ当たり前にあるソフトクリームですが、当時日本ではまだ発売されていなかったから
めずらしくてどうしても食べたい・・確か1度、1個だけ買って2人で食べたはずです。

お金の問題はこうしてなんとか解決しましたが・・
買いたいものがあっても限度額を考えるとがまんしたり、まったく娘には参りました。

そんなことがあっても、エディンバラは素敵な街でした。

古いものと新しいものがうまく調和して、そうそう、スコッチウィスキーの造醸を見学できる施設
(名前は忘れましたが)はよかったわ
もちろん試飲できましたしね。

エディンバラには2泊してゆっくり回り、次はネス湖のあるインヴァネスに向かいました。

ネス川が街の中心を流れるインヴァネスは緯度が高いせいか太陽の出ている時間が長く
夜8時になっても明るい街でした。

行ってない人のためのネス湖~LOCH NESS, UK~


今や伝説になってしまったネス湖に棲むというネッシー
でもここに来ると、本当に湖の底から現れるような不思議な気持ちになってきます。

思えば遠くに来たもんだ、なんて曲がありましたけど、地図で見たってかなり遠いです。

とにかく湖と古~いお城と、周りの丘以外は何にもないところです。

地図でいうとすぐ左側にあるスカイ島、機会があれば訪ねてみたい憧れの場所です。

インヴァネスに1泊して、翌日はほとんどが列車移動に費やされ、予定していたウインダミアには
程遠く、しかたなくグラスゴーで下車、まだ9時過ぎくらいなのに駅舎は電気が消され
インフォメーションも閉まって、しかたなく電話帳から探した宿は、まったく普通の家
男性2人が迎えてくれました。
もちろん宿泊客は私たちだけではなかったから余計な心配はいりませんでしたけど

グラスゴーはスコットランド最大の都市、翌朝、駅までの道、タクシーの窓から街並みを見ただけでしたが
いかにも産業の発達した中都市という感じでした。

Fマリノスの中村俊輔がはじめて海外移籍したセルティックのホームでもありますね。

グラスゴーから本当は昨日のうちに到着予定だったウィンダミアに向かいます。

ウィンダミアはご存知、ピーターラビットで有名な湖水地方の玄関口
憧れの湖水地方・・噂にたがわずほんとうに素敵なところでした。

ここでは湖を回るツアーバスに乗ったり、作者ビアトリクスポターの生家に行ったり
ピーターラビットの世界を満喫

実際絵本に出てくる建物の前に立ったりして、その辺の草むらからピーターやその仲間たちが出てきそうな
不思議な気持ちになったものです。

今思うと、ウィンダミア湖の周りを自転車で走ったら気持ちいいだろうなと悔みます。

そして、以前書いたけど、このレイクサイドにあった映画館で、封切られてばかりの
”トイストーリー1”を見たのです。
ほんと、見ただけ、だって字幕もなければ吹き替えもないんだもの

もっとはしょるつもりでしたが、いつの間にか思い出に浸ってしまいました。

まもなくなでしこがブラジルとメダルをかけて戦います
起きていられないだろうな・・でも見届けたいな  やっぱりサッカーは生じゃないとね。

まだ少しずつ続きそうです。 御迷惑でなければまたお付き合いくださいね
コメント (12)
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