10/9(火)
3日目、最終日です。
昨夜は寝る前に湿布薬をこれでもかというくらい貼って寝たせいか
なんとか普通に歩けるようになりました。
夫は相変わらずの早寝でしたが、テレビを見ていた私は画面に引きこまれて
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そうです。
京都大学の、山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞受賞という快挙のニュースが流れていたからです。
教授は、以前からマスコミも注目していたので、その存在は知っていましたが
思わず「やったあ!」と
今まで受賞した先生方の時と比較すると、一番興奮したかもしれません。
あのいかにも頭の良さそうな顔、その後出てきたいろんな情報から見えてくる人間性
すばらしいです。
文武両道とは彼の代名詞?
受賞内容は難しくてよくわからないけど、難病の方には朗報だとか、すばらしいですね
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1日も早く実用できる日がきますように、国もおしみなく資金提供お願いしますよ。
って、また関係のない話しから始まってしまった3日目です
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今日は、昨日より30分だけ余裕の8時半出発、ただし、もう戻ってきませんから
忘れ物は厳禁です。
今日もいいお天気
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最初の立ち寄り場所は”ヤセの断崖”そうです。(だれ?デブの間違いじゃないかって?)
こここそが、かの小説『ゼロの焦点』の舞台
犯人である○○が××を突き落とした場所
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読んだことのある方はわかると思いますが、これから読もうと思っている方のために
あえて名前は出しませんよ。
昔は崖の先端まで行けたようですが、事故でもあったのかしら、鉄柵があってそれ以上前には行かれません。
またげないことはないですけどね。
そんなお転婆なことはしちゃいけません。
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すぐ近くの”義経の舟隠し”も上からですが、見学しました。
義経が頼朝の追手から逃れるために船を隠したと言われている入り江
改めて彼の壮絶な最期が浮かんできます。
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続いて”能登金剛巌門”
ここでは遊覧船に乗りました。
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またまたお天気よくてよかったと感じた場所です。
海の色が・・・沖縄で見た時以来の美しい海でした。
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そしてこの空
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歴史あり、自然あり、命の洗濯なんて懐かしい言葉が出てきたのは言うまでもありません。
このあとトイレ休憩所になったのはコチラ↓↓
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”世界一長いベンチ” ですって
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昼食は千里浜レストハウスで”貝めしセット”を食べました。
オプションでしたけど、これは頼んで正解でした。
食事のあと時間があったので浜辺に出て見ました。すると・・・
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”砂像”って言うんですね。
ここ千里浜(ちりはま)の砂はかなり粒子が細かいので、水で固めると強度が普通の砂の何倍も上がるそうです。
『製作中』という看板?が貼ってある作品がありました。
大作です。あまりにすばらしかったので何枚も写真撮ってしまいましたが
裏側ではまさに作者が製作中、お邪魔かと思いましたが気になったこと、2,3質問してしまいました。
まずこの砂はどうやって運ぶのか? これは、土建屋さんにお願いして運んでもらうそうです。
もちろん有料で、
その後、木枠で作った箱状のものにぎっしりと砂を詰めて固まるまで待ち、枠を外して
ひな壇に重ねる、そこからキャラクターを思い浮かべながら製作が始まるそうです。
ワンピース、銀河鉄道999、ミッキー&ミニー、ムーミン一家、どらえもん、ゲゲゲの鬼太郎・・・
製作中はサザエさん一家、
波平さんとフネさんは入らないとか、波平さんを作ったら毛が1本が問題かもしれません
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間もなく完成ですね。
定年退職後の趣味でやられているそうです。すばらしいですね。
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このような作品ができるくらい細かい砂はこんなものまで作ってしまいました。
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《千里浜なぎさドライブウェイ》
ガイドさんの話では、一番初めにこの道を通ったのは、あるバス会社の運転手だそうで
冒険ですよね。
普通、砂浜をバスが走ったらどんなことになるか、想像しただけで怖ろしい
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あまりに堅い砂地に、もしかして走れるかもしれないと、走ってみたらなかなかよかった、これはいける
それが始まりなんですって、ビックリですね。
こんな道を通るのは当たり前ですけど初めてでしたから乗っている方も少し緊張気味で
全長は8kmだそうですが、半分くらいは走ったでしょうか?
途中でバイクのツアーの皆さんにも会いました。気持ちよかったわ~
さあ、いよいよツアー最後の訪問地です。
”世界遺産 五箇山 菅沼集落”
赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷の5つの谷からなるので「五箇谷間」となり、これが「五箇山」の地名となった、とのことです。
合掌造りの建物集落は、白川郷があまりに有名ですが、観光地化された白川郷とは違って
その戸数は少ないものの、静かでゆっくりした気持ちになれたのは・・多分
連休明けの平日だったから?
それもあったかもしれないけど、白川郷ほど観光バスが寄らないから?
でも、歩くことに問題ありの人間には嬉しい、遠回りしなくていいようにエレベーターが設置されていたんですよ。
これからはどこの観光地もそうあってほしい、健康な時は考えもしませんでしたけどね。
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さて、盛りだくさんの旅の行程もここまで、またバスに揺られて長野新幹線の上田駅を目指します。
今回の旅行は初めから50歳以上が対象となってましたので、私たちと同じくらいか、少し上の世代の
ご夫婦連れが多かったです。
もちろんお友達と2人でという女性もいましたし、6人の女性グループもいました。
でも、一番印象に残った方は、お一人参加のTさん、御年85歳の男性です。
お話を伺ったら、奥さまをすでに亡くされ、半年前に永年住み慣れた北海道を引き払って
息子さんの住む埼玉県に移住、同居されているそうです。
最初はご高齢でおひとり、ということで添乗員さんも我々も気にかかりましたが
そんな心配は杞憂に終わりました。
体を鍛えるために毎日1万歩は歩いてらっしゃるとか、とにかくお元気だし
お話もきちっとされてるし、私の方が全くダメ
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もともと体が丈夫にできていたのかもしれないけど、やはりここまでお元気ということは
それなりの努力が必要です。
大宮で途中下車されましたが、皆さんの席にご挨拶に行かれ、元気に帰られました。
「あやかりたいものだ」とは夫の言葉ですが、参加された皆さん、きっと同じことを思われたでしょう。
3日間、特別トラブルもなく、おもしろい話もなかったですけど、満足なツアーだったのではないかと
そうそう、自転車ですけど、確か『能登1周ツーリング』みたいなイベントがあるんです。
でも今回、こんないい時期なのに、ローディーさん全く見かけませんでしたね。
もっと違うところに自転車道があるのでしょうか?
バスでの移動だからアップダウンがいまいちわからなかったけど、結局この辺走りたいね、というような道は
ほとんど見つかりませんでした。
そして、このツアー、夫が出した結論は、「歩けない人はもう連れて行かない」という情け容赦のないきつい一言でした。
いいのよ、べつに、私は行こうと思えば友達がいますから
あなたは誰もいないでしょう
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まあ、しばらくすれば「そんなことは言った覚えはない」と、これが常套手段ですからいちいち気にしてられませんけどね
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3日間の奥能登の旅、これにて 完