・・・この時期、洗濯物が乾かない。
もともと、乾燥機を使っていれば関係ないのであるが、我が家は子供が小さかったころは乾燥機を使っていたが今は外気に干して乾燥している。
朝九時ごろ洗濯物を干して、陽が暮れる五時頃まで風が通る場所に干してある。
夏は大体午前中に乾いてしまうし、一日三回くらい洗濯物を乾燥できる、しかし、今の時期一日一回がようやくであるが、太陽が顔を出さないとその一回の乾燥も難しい。
仕方がないので、人がいない、部屋に取り込んで、洗濯物が乾燥するまで干してある。
先日の天気の良い日に洗濯物を見ていると、珍しく洗濯物から湯気のように水蒸気が漂っているのが見えた。
これは面白いと思って写真に収めた。
かなり激しく水蒸気が立ち上っているのが認められた。
しかし、ものの三十分もするとしろい水蒸気は見えなくなった。
また、写真の黒いシャツの上は水蒸気が立ち上っているが、その横の緑のタオルの上には水蒸気は見れなかった。
インタネツトで調べてみたが、水蒸気の記事はたくさん写真入りで出ていた、しかし、この現象を分かりやすく書いてある記事はなかった。
たぶん、洗濯物から水蒸気が立ち上るのが見えるのは、幾つか条件があると思う、それは、洗濯物に太陽の光が豊富なこと、周囲の気温が低いこと、洗濯物は水分が多く、熱を吸収しやすい色と材質であること、風があまりないこと、見る背景が黒いこと、などの条件が整うと洗濯物から立ち上る白い水蒸気が見れると思います。
私が想像するのに、水分の多い洗濯物が太陽の熱で温められ、空中に水分が蒸発し、洗濯物の周りの空気の飽和水蒸気量を超える水蒸気の粒が大きくなり、それが漂うと、目に見える白い水蒸気になると思われます。
ここでポイントは、風があると水分は空気中に拡散され目に見える水蒸気にはならないし、洗濯物の周りが暖かいとやはり水蒸気は白く目に見えないと思える。
身の回りに、白い水蒸気が漂うのは、今では口から吐き出す白い息か、キッチンのポットが沸騰した時ぐらいしかみないので、思わぬ場所である、洗濯物から湯気の立ち上るのを見ると珍しく感じる。