…政府の経済政策の内一番重要な成長戦略で示される項目が最近、どうもおかしい。 六月に政府がまとめた成長戦略の一つに「会社内で出された特許は今までは社員のものだったが、会社のものになる」に変更されるらしい。
企業の税金などの優遇策とは違い、この社員特許の意欲をそぐような制度の変更は日本企業の新しい市場開拓技術のイノベーションが起きにくくなる政策である。
しかも、この制度の目的が、大手企業が社員に払う発明報奨金を抑えるための制度と聞くと、日本政府は何を考えているのか本当に政治の無策・無能ぶりを感じる。