…所用で半田の街(愛知県の知多半島の中ごろにある町)を通った。
先日テレビのニュースで流れていた赤レンガの建物が車の車窓から見えたので、時間に余裕があり、寄ってみた。
駐車場も建物の前に広く広がる芝生の庭も整備されていた。
この赤レンガの建物は近隣のものなら、今までも新聞などで、しばしば、紹介されていたので、知っているが、戦前、カブトビールの工場として建てられたものが、今に残ったらしい。
私の知識では、戦時中に、建物に艦載機で攻撃を受けた跡が残っている、戦争の遺跡程度に思っていた。
半田市が、ビル工場跡の、この建物を建築上の重要建造物として、市の名所とすべく整備したものらしい。
中を売店や展示場をこしらえ、訪れた人が楽しめるようにしてある。
カブトビールに関する展示室。
建物はレンガ造りではあるが、なかなか重厚な、当時の建築技術の粋である事が分かる素晴らしい建物と感じました。
話が変わりますが、以前、イギリスを訪れた時も、地方都市に行って、その地方の建物などが大事に保存して公開されているのを見てよいと思っていたので、半田市の今回の試みもいいとは思いましたが、イギリスで見学した、各都市の建物や、ミュージアムはかなりしっかりとした展示があっても、全部無料になって、近くの子供たちが勉強のために訪れているのを見て感心しました。
しかし、半田のこの建物は展示室に入るのに、金をとっていたのと展示が子供にとっては難しい内容他のが、イギリスのそれと比較して、残念に思いました。
社会のバックグラウンドが違うとは思いますが、イギリスの方が進んだ社会だとこの点では感じました。