ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

八朔

2015年08月27日 07時18分27秒 | 歳時記

・・・少し時期がづれた話ですが、「八朔」の話題です。
  八朔とは八月朔日の略です。
  その昔、旧暦の八月一日の頃に物を贈りあった行事で、鎌倉時代の後期に、武家社会から始まったと云われています。

 話は飛びますが、 現在の中国共産党では、贈答の習慣がわいろとなり、社会を腐敗するので、トップの掛け声で一掃することが、大きな話題になっている。

  ひるがえって、昔の武家社会でも、やはり権力者のもとに多くの贈り物が集まったことが、歴史書に記録されている。

  武門の権力者の足利尊氏は来たものはすべて受け取って、それを周囲の人に配ったそうです。
  それは、明らかに、贈り物をもらったと云う事を明らかにし、その後のもらった人との行動に影響を与えなかったから、できた行動と思う。
  しかし、権力者に物を贈ることを許したのは問題かもしれない。
  今の日本では、それは許されていない。

  習慣として、今の我々の社会もお中元、お歳暮として、八朔の儀礼が残っているが、一般には日本の美しい社会儀礼であって、わいろ的要素は少ないと、私は信じたい。
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする