・・・二つ折りの革財布は過去に十回近く製作のトライをしている。
しかし、何回やってもなかなか、本職の製品のグレードに達しない。
一番の問題は薄くて、丈夫に作る技術です。
そのために必要なのは革を剥く技術ですが、多分、本職は皮を薄く削ぐ機械を持っていて、とてもきれいに、削ぐのだと思うのですが、素人にとって、手持ちの刃物で薄く均一に削ぐと云うのは至難の業です。
今回もまた、挑戦し、二つ折り財布を製作した。
一般的な二つ折り財布のデザインとしては、右側に小銭入れ、左にカード入れがあり、札入れは中で二つに分かれている。従って、財布の開口部を除く三辺は何枚もの皮が重なり合って縫い上げている。
特に、左右の長編の端は五枚程度の皮が重なり合うことになる。
そこで、重なり合う部分の一枚の革を出来るだけ、厚みをそいで薄くして、重なり合った厚みを抑える必要がある。
次回に、そのことを書きます。