・・・相変わらず、毎日、日本古代史の本を読み返している。
最近物覚えが悪くなったので、数の多い古代史関係の所有本を繰り返して読んでいても、飽きずに新鮮な気持ちで読める。
古代史で今、一番興味を持っているのは、「弥生末期の墓のある地方の埋葬システムが、どうして、古墳時代の奈良盆地南東の三輪山のふもとの前方後円墳の墓埋葬システムに変化して行った」かと云う事です。
古代史関連の学者の意見が、割合、一致しているのは、弥生終末期の墓埋葬システムは「備中の楯築墳丘墓、丹後地方の方形弥生墳丘墓、出雲の四隅墳丘墓、北九州の平原遺跡の弥生墳丘墓などの代表的な墓埋葬システム」が、少しづつ合わさって「三輪山麓の古墳時代の前方後円墳の墓埋葬システム」につながっていることです。
なぜ、奈良盆地で、そんな墓埋葬システムが出来上がったかの理由は、まだ解明されていないので、そのことを推理し、考えながら、古代史関連の本の記述を読んでいると何時も、答えのない推理小説を読んでいる面白さがあります。