・・・今回、北九州の旅に出かけた一番の目的は西都原古墳群を見学することでした。
南九州は日本でも有数の西都原古墳群があるとともに、古事記などに書かれている様に、神話では、国の発祥地とされている高千穂峡のある場所である。
西都原古墳群は四世紀から七世紀にかけて築造された319基の古墳からなっている。そのうち男狭穂塚(全長175メートル)は日本最大の帆立貝形古墳。女狭穂塚(全長180メートル)は九州最大の前方後円墳で、共に宮内庁管理の参考御陵地です。
最初に訪れたのは西都原考古博物館です。県立だそうですが、とても立派な石造りの建物で、宮崎県の考古学にかける意気込みを感じました。
建物内を見学するについては、ボランティアガイドの人が展示品の説明をしていただき、とても良い雰囲気で、中を見学しました。
最後に、建物最上階の見晴らしの良い展望ラウンジで昼食を頂きました。
平日の月曜日だったので、人もいなく、のんびりとした時間を過ごせました。
その後、広いので、古墳群の中の代表的な古墳を、案内していただいた人に紹介いただき、周りました、上の写真は古墳群で唯一の横穴式の石室と円墳を取りまく土手がユニークな鬼の窟古墳。
日本で、南九州独特の古墳として、地下式横穴墓を有する111号古墳も初めて見る、古墳形式なので、興味深く見学できました。見学者のために、わかりやすい説明版と中をビデオカメラで見れる工夫も初めての体験でした。
四世紀の前方後円墳の13号古墳も、きちんと管理されており、後円部に設けられた扉を開けて、石室の内部に入って、見学できるようにしてあるのは素晴らしく、古墳を勉強するには良い設備だと思いました。
全体を通じて、西都原古墳を見学して、この遺跡の地元の人たちの古代の遺産を愛する気持ちが、強く感じられる、素晴らしい見学に成りました。