安倍元首相が暗殺されたことについて、どうも自分の気持ちにすっと落ち込まないものを感じた。
彼の政治については、首相になった最初の時の活躍期待から思うと、私の期待にそぐわない政治で、何度も腹立たしい思いをした。
彼の行った政治が過去になったことで、彼の行った政治が、今、歴史として批判されたり、評価されたりが始まろうとしていた。
それが、彼が殺されたことによって惜しまれる声が大きくなり、且つ、政治家の仲間が決めた国葬で、彼の行った政治の悪かった部分が昇華され、歴史をゆがめているように感じた。
それと、暗殺した人が、今の、安倍首相が一部作り出した、強いものが勝つ、冷たい社会の犠牲者のような気がして、何となくすべて、安倍首相の暗殺で中途半端に歴史が閉じられたような気がして、胸にスッキリとしたものが残らない気分である。
しかしながら、それも含めて、安倍政治に関する調査や、研究が進み、すべてが歴史として、正しく評価され、これからの日本社会の発展に生かされていくことを希望したい。